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平成3年第2回定例会(第4号) 本文 1991-03-12
平成3年第2回定例会(第4号) 名簿 1991-03-12

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  1. 敦賀市議会 1991-03-12
    平成3年第2回定例会(第4号) 本文 1991-03-12


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 平成3年第2回定例会(第4号) 本文 1991-03-12 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 77 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長中瀬 実君) 2 ◯議長中瀬 実君) 3 ◯事務局長下野悦二君) 4 ◯議長中瀬 実君) 5 ◯議長中瀬 実君) 6 ◯19番(河内 猛君) 7 ◯議長中瀬 実君) 8 ◯市長高木孝一君) 9 ◯民生部長小島貞夫君) 10 ◯市長高木孝一君) 11 ◯19番(河内 猛君) 12 ◯市長高木孝一君) 13 ◯市長高木孝一君) 14 ◯19番(河内 猛君) 15 ◯19番(河内 猛君) 16 ◯19番(河内 猛君) 17 ◯市長高木孝一君) 18 ◯議長中瀬 実君) 19 ◯31番(沢崎 貢君) 20 ◯市長高木孝一君) 21 ◯議長中瀬 実君) 22 ◯議長中瀬 実君) 23 ◯市長高木孝一君) 24 ◯企業管理者藤本秀夫君) 25 ◯民生部長小島貞夫君) 26 ◯31番(沢崎 貢君) 27 ◯市長高木孝一君) 28 ◯民生部長小島貞夫君) 29 ◯企業管理者藤本秀夫君) 30 ◯31番(沢崎 貢君) 31 ◯市長高木孝一君) 32 ◯市長高木孝一君) 33 ◯市長高木孝一君) 34 ◯市長高木孝一君) 35 ◯市長高木孝一君) 36 ◯民生部長小島貞夫君) 37 ◯企業管理者藤本秀夫君) 38 ◯議長中瀬 実君) 39 ◯13番(安居喜義君) 40 ◯市長高木孝一君) 41 ◯総務部長坂本直夫君) 42 ◯福祉部長(河端 滿君) 43 ◯民生部長小島貞夫君) 44 ◯13番(安居喜義君) 45 ◯市長高木孝一君) 46 ◯民生部長小島貞夫君) 47 ◯13番(安居喜義君) 48 ◯市長高木孝一君) 49 ◯議長中瀬 実君) 50 ◯議長中瀬 実君) 51 ◯12番(山根徳男君) 52 ◯市長高木孝一君) 53 ◯民生部長小島貞夫君) 54 ◯12番(山根徳男君) 55 ◯市長高木孝一君) 56 ◯議長中瀬 実君) 57 ◯9番(河瀬一治君) 58 ◯市長高木孝一君) 59 ◯民生部長小島貞夫君) 60 ◯教育長(竹内幸一君) 61 ◯9番(河瀬一治君) 62 ◯議長中瀬 実君) 63 ◯30番(森野良治君) 64 ◯市長高木孝一君) 65 ◯議長中瀬 実君) 66 ◯議長中瀬 実君) 67 ◯総務部長坂本直夫君) 68 ◯建設部長(江戸一夫君) 69 ◯議長中瀬 実君) 70 ◯議長中瀬 実君) 71 ◯議長中瀬 実君) 72 ◯議長中瀬 実君) 73 ◯議長中瀬 実君) 74 ◯議長中瀬 実君) 75 ◯議長中瀬 実君) 76 ◯議長中瀬 実君) 77 ◯議長中瀬 実君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 6.議 事             午前10時01分開議 ◯議長中瀬 実君) おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  報 告 2 ◯議長中瀬 実君) この際、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。 3 ◯事務局長下野悦二君) 御報告いたします。  本日の会議に岸本幸之介議員は所用のため欠席する旨、また河瀬一治議員は所用のため遅刻の旨届け出がありました。  次に、市長より、平成3年3月12日付総第152号をもって、今期定例会に提出する議案の送付がありました。すなわち、第37号議案から第39号議案の3件であります。件名につきましては、お手元に配付してありますので、朗読を省略いたします。  以上であります。 4 ◯議長中瀬 実君) 以上で報告を終わります。  日程第1 一般質問 5 ◯議長中瀬 実君) 日程第1、これより前日の一般質問を継続いたします。  まず初めに、河内 猛君。   〔19番 河内 猛君登壇〕 6 ◯19番(河内 猛君) 日本共産党市会議員団の河内 猛でございます。通告に基づきまして、若干順序が変わるかと思いますが、質問をいたしていきます。  最初に、財政の問題であります。  平成3年度予算は骨格予算でありますが、一般会計は本年度当初比15.7%減で、一般会計の歳入を見ると、市税が1.3%減、国庫支出金10%減、寄附金100%減となっています。歳出では、土木費53.8%減、教育費27.4%減になっています。この予算の特徴は、原発関係の歳入が減り、それに伴う歳出面での事業が減っているということと、つまり原発立地により膨れ上がった財政が急激にしぼみ始めたということであります。そして、平成3年度も地方交付税不交付団体で、かなり厳しい状況に置かれています。経常経費である人件費は15.1%の伸び率で、公債費にしても伸び率1.9%で、これからの健全財政を保つ上でどのように調整していくつもりか、その考え方だけを聞いておきます。
     2番目に、環境問題についてであります。  その1つは、廃棄物処理場の問題についてであります。  去る8日、私は、日本共産党敦賀市会議員団を代表する山田興宗議員の代表質問に関連をいたしまして質問をいたしました。山田議員の質問に対しまして見解の相違だとか、お答えしないとか、12月議会での論外だと言ったのはすべて県の問題であるということだとかという答弁でありました。山田議員の前に内池、石川両議員の質問に、市長は県と折衝している、閉鎖するなら一番望ましい、住民の理解し得る方法で解決すると言って、県知事が認可しており、通知もなければ同意した問題でない、覚書きは自治体と企業と契約している、それに歯どめをかけるものに過ぎないなどの発言をし、各議員の質問に対しまして市長は核心をそらしています。しかも共産党の言うのは、故意に曲げて言っておる、市長の言うのが真っすぐだと言われましたので、資料を示して関連質問をしたのであります。質問に対しまして的確なお答えはありませんでした。  そのときの指摘と質問の内容をまとめて再度申し上げますが、まず廃棄物処理場の問題は、地元住民の要求で日本共産党議員団が昭和62年9月定例議会で初めて取り上げたものであり、市長は産廃の施設も必要だ、施設を監視していきたいと思っておると答えたのであります。そのときの議事録写しを示しました。そして、一般廃棄物の最終処分場及び産業廃棄物の最終処分場の届け出を昭和62年10月30日に受理したという、昭和62年11月9日付の福井県知事の受理書の写しを示しました。さらに、昭和63年1月12日付の県知事の産業廃棄物処理業許可証の写しと、一般廃棄物収集運搬中間処理申請中、63年2月許可予定という内容が許可証と一緒に印刷されているものの写しを示しました。  そこで、その1つは、市長は処分場が許可される前から知っていて十分監視し、注意していくつもりであったことは明白でありまして、どのように注意してきたのかということであります。  その2つ目には、一般廃棄物収集運搬については市長の許可権限であるが、申請に対してどうしたのかということであります。  3つ目は、産業廃案物処理業許可証には取り扱う産業廃棄物の種類として無害なものに限るとあります。一般廃棄物も当然であり、EP灰、マルチ灰など分離しない焼却灰は有害であり処理できないということであります。  大きい2番目でありますが、市町村の行うべき一般廃棄物の処理の委託の問題で、A市の委託業者がB市の一般廃棄物処理計画区域内においてA市で発生した一般廃棄物を処理する場合、B市長の一般廃棄物処理業の許可は不要である。ただし、A市は令第4条第7号の規定により、委託業者に処分の場所としてB市内の地点を指定する場合には、あらかじめB市と十分に話し合う必要があるという廃棄物の処理及び清掃に関する法律の疑義について、これは昭和54年11月26日、環整128、環産42の通知でありますが、それによる解釈を示しました。  A、B両市が十分に話し合うということについて、私は厚生省水道環境部環境整備課に直接聞いたところ、行政指導として当事者間の問題で事を荒立てて無理にやらないという行政のことで、法に従っての契約とは別のことであるとのことでありました。ここで言うA、B両市が十分に話し合って決められた内容が現在確約書になっていますが、協定であります。その協定の関係で、2種類の写しを示しましたが、甲、乙調印のあるキンキクリーンセンター株式会社の公害防止対策に関する協定書による埋め立てを行う廃棄物の種類は、産業廃棄物についてはもちろん無害のものに限るになっており、一般廃棄物については、甲が他の市町村との間で締結する一般廃棄物の処分に関する協定書に掲げる廃棄物となっております。ところが、調印のない協定書写しは、埋め立てを行う廃棄物の種類の一般廃棄物が、甲が他の市町村との間で締結する一般廃棄物の処分に関する確約書に掲げる廃棄物となっております。しかも調印の日付けはいずれも昭和63年4月1日であり、いずれが正しいのか、どうすりかわったのかということであります。  次に、埼玉県寄居町を甲とし、運搬・処分の委託業者 株式会社ダイヤ整環を乙とし、最終処分場キンキクリーンセンター株式会社を丙とする三者協定の写しを示しました。  この第4条で、甲は敦賀市と締結した一般廃棄物の処分に関する協定書に基づき、乙に運搬・処分を委託する。  乙は、委託された埋立物を福井県敦賀市樫曲95号1の1外2筆の丙所有の最終処分場まで運搬する。  丙は、乙の運搬した埋立物について、受け入れ後埋立処分を行うものとするとなっており、敦賀市とキンキクリーンセンター株式会社との公害防止協定を見ても、寄居町の三者協定を見ても、一般廃棄物は両市の間で協議し、決定された協定書に基づき委託され、敦賀市に持ち込まれるということであります。  昨日の村上議員の一般質問に答えて市長は、協定について山田議員が発言したと言いましたけれども、私は関連質問でしたのでありまして、その点はっきりさせておきます。  昨日、市長は、寄居町の助役が確約書があるからごみを持っていくのではない、寄居町とキンキクリーンセンター抹式会社との契約に基づいて持っていくのだと言っておるということでありますが、寄居町の三者協定によると、先ほども言いましたが、寄居町と敦賀市が締結した協定書、確約書と言っておりますが、これに基づき株式会社ダイヤ整環に運搬と処分を委託することになっており、寄居町の助役がキンキクリーンセンターとの契約云々というようなことを言うはずがなく、市長の聞き違いではないかと思います。  昨日、村上議員も市長と同じような意味のことを言われましたが、皆さんのお手元に三者協定を渡してありますので、協定をしっかりと見ていただきたいと思います。  そこで申し上げたいのですが、市長は見解の相違とか、曲がっている、いないとかいうのではなくて、謙虚に受けとめて、先ほど私が言ったことを明らかにして、住民の要求に沿って正しく解決すべきであります。  まず、一般廃棄物の他市町村、組合からの持ち込みを禁止することであります。  2つ目には、一般廃棄物の最終処分場及び産業廃棄物の最終処分場は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第8条第1項及び第15条第1項の規定に基づく設置の届け出がなされ受理されればよいことになりますが、新しく届け出されるときには以前と違って市長の意見を聞くことになったということであります。市長の意見を求められたときには地元住民と十分協議をし、地下水問題を重視をして水道水源として規制すべきであります。  以上、多くなりましたが、逐一お答えをしていただきたいと思います。  その2番目でありますが、火力発電所の問題についてであります。  敦賀火力発電所に3月5日、石炭運搬の第1船が入港をいたしました。新聞報道によりますとオーストラリアのハンターバレー炭から5年契約で年間24万t、レミトン炭も5年契約で年間18万t、インドネシアのクリマ炭は10年契約で年間42万tなどとなっております。  私は、昭和58年9月定例議会で、石炭は水銀含有量が極めて多いということを指摘をし、大気排出の避けられない水銀の除去技術を徹底させるべきだと提起をいたしました。  さらに、昭和62年9月定例議会で、水銀について公害防止対策に関する協定書の中に盛り込む必要がある。世界的に見て土壌中の水銀は0.03から0.8ppmの範囲にあると推定されており、微量たりともその上に蓄積されていくのであるから、基準値を定めて対策を立てるべきであると提起をいたしました。  このとき当時の民生部長は、水銀は公害防止の大気に関する基準がないので、全国の各自治体と火力発電所との間で締結されておる公害防止協定には取り上げられていないのが現状だが、今後とも具体的な追跡調査等については県とともに北電に対し指導してまいりたい。さらに、石炭中の水銀の含有量、それから煤煙の中の水銀の量、そういったものにつきまして調査をしていただくということでございますと答えたのでありますが、具体的な調査方法についてはまだ示されておりません。石炭運搬の第1船が入港したのでありますから、当然石炭日誌も来ていると思いますので、1つは石炭中の水銀含有量について、2つ目には煤煙の中の水銀の量などの調査、具体的な追跡調査をどのようにされるのか、お尋ねをいたします。  3番目でありますが、原子力発電所の問題についてであります。  その1つは、3月1日、全員協議会に関西電力から福井原子力事務所副所長外3名の方が来まして、美浜発電所2号機の事故についての説明がありました。そのとき私は、配付された2月26日、関西電力作成のパンフの事故の概要と経過に基づいて質問をいたしました。  記載の経過は、2月9日12時40分ごろ、2次冷却水の放射能の有無を監視している蒸気発生器ブローダウンライン放射線モニターの指示値がわずかに上昇したため、水のサンプルを抜き取り放射能を測定となっております。放射能測定の作業を行ったのは午後1時、分析の結果、午後1時20分にA蒸気発生器の細管から1次冷却水が漏れていることが確認をされた。  しかし、このときも原子炉はとめられず、2回目の細水測定が指示され、2回目の分析をしようとしているとき7時40分、2次冷却水の放射能が異常に高くなったことを知らせる高警報R15が出ました。まだ原子炉停止命令は出ず、同45分R19も高警報を発信、この段階でようやく原子炉停止が決定をされ、同48分出力を低下させ始めたということであります。  原子力安全白書によれば、2次冷却水への放射能漏れが検出されれば原子炉を停止することになっておりますが、なぜとめなかったのかと聞いたところ、確認されなかったとかあいまいな返事でありました。  ところが、関西電力が3月1日、同じ日であります。発表した事故経過によりますと、これまで同原発の運転員が異常に気づいたとされる2月9日の午後0時40分より16分前に異常を知らせる注意信号を発信していたことが明らかになったということであります。午後0時24分、R19の注意信号を発信、さらに午後0時33分にはR15も注意信号を発信したとしております。  また、この日、加圧器逃し弁が2つとも開かないという重大なトラブルがあり、一次冷却水の2次側への流出をとめるため、加圧器の補助スプレーを使って圧力を下げたとしています。  しかし、それでも圧力は十分低下せず、運転員はやむなく高圧注入ポンプを手動で停止することによって圧力を下げる処置をとったと言います。この間、2月9日午後1時50分過ぎから40分余りにわたって加圧器水位の記録が0%となっています。補助スプレー使用とともに水位が上昇し始めていますが、まかり間違えば燃料棒が水の上に出るという、まさに綱渡り的運転だったことが明らかになりました。  また、3月5日、放射能を含んだ大量の一次冷却水が2次系に漏洩した量が当初の推定量二十数tを大幅に上回る55tあったことが初めて明らかになりました。  さらに、破断した蒸気発生器細管は減肉などの損傷のために栓をして使わなくなった細管が集中している場所にあったことが、3月7日、衆議院科学技術委員会で共産党の吉井議員の指摘で明らかになりました。この点は、私が全協で聞いたのでありますが、否定していました。  以上、幾つかの事実が隠されていて、後から指摘されて明らかになるという関電の事故隠しの姿勢は許すことはできないと私は思います。改めて抗議をし、姿勢を改めさせなければならないと思います。  昨日は、責任ある公表をさせる問題が出されましたが、真実の事故経過を提出させる必要があります。市長の見解を聞きます。  その2でありますが、敦賀原発2号機の総点検を実施させなければなりませんが、日本原電に要請したのかどうかお聞きをいたします。  4番目でありますが、地方卸売市場についてであります。  地方卸売市場が昭和59年に開設をされて6年になりますが、魚市場の関係が解決しません。昭和62年は、一斉地方選挙の年でしたが、その年の3月の定例議会で私は、現在の公設卸売市場は青果だけに縮小して、新たに水産関係の市場を関係者と十分話し合って整備建設すべきだと提起をいたしました。市長は、柿の熟する秋は訪れておらないというふうに思っていると答えました。1年たって昭和63年の3月定例議会で私は、解決の見通しのない魚市場の関係については切り離し、青果市場、農産物専用の市場として関連施設を整備し発展させた方がよい、広い場所があるわけだから、ふるさとの特産物づくりをあわせ考えるとか、青空市場を開設するとか、農民、市民生活が密着し、観光とも結びつく事業なども考える必要がある。魚の関係については、今の港付近を中心に市場を整備をし、市民向けの市場の開設、観光客も呼ぶという施策を講じてはどうか、市場は機能さえ果たせばよいというのではなくて、観光、文化のまちづくりの一環として考えなければならないと市長の見解を求めたのであります。  市長は、魚市場の7割は陸送であり、笙の川に橋をかけて、東洋紡の裏の道路を立派にして便利にして魚を扱う、観光的色彩を持つ市場にもしていきたいと答えましたが、開設から今日までそのままであります。  内池議員が代表質問で私の考え方と同じ立場で質問しましたが、市長は切り離す考えはないと答えました。私は、地方卸売市場開設計画の段階で十分話し合われ協議が整ってから進めなければならないのに、独断先行し見切り発車で突っ走ったところに問題があって今日の事態を引き起こしたわけでありまして、高木市政2期にわたってのこの事態は改選の時期を迎え、深く反省し検討をし直すべきだと思いますが、市長の見解をただします。  5番目でありますが、福祉問題についてであります。  最初に、老人福祉についてであります。  その1つでありますが、我が党議員団の山田興宗議員が代表質問した中で、山田議員は、お年寄りが風呂などに入って憩える場所を旧市街につくったらどうかと質問をいたしました。市長は、市民福祉会館を補修をすると答えただけなので、私の方から改めて質問いたします。  市長の老人対策につきましては、骨格予算とは言え、介護対策充実のための家庭奉仕員の増員、老人性白内障手術の保険診療外となる人工水晶体等の必要経費に対しての助成、また公的年金受給の際の記載事項証明手数料200円を無料にするなど、その積極性につきまして私は評価をしたいと思います。  そこで、もう少しできたらなと思っていることを申し上げますが、1つはまちづくりとも関連をいたしますが、旧市街地に老人センターをつくって、そこでは温泉に入って憩える場所、お年寄りが集まって楽しめる場所がどうしても必要だということであります。  2つ目には、市民福祉会館の利用者が多いことは非常に結構なことであります。今度、全面的な補修をするということで喜んでおりますが、もっとお年寄りの健康と結びつけた活用を考えたらどうかということであります。地理的にも条件に恵まれており、近くにゲートボール場などをつくり、屋外で汗を流し、温泉につかって憩うという、短くなってきた人生に光を与える施設としてはどうだろうかということであります。  以上、2点について市長の考えを聞いておきます。  その2つ目でありますが、老人医療についてであります。  政府は、予算関係法案といたしまして、老人保健法改正案を国会へ既に提出をしていますが、お年寄りが病院の窓口で支払う1カ月の医療費や入院費の自己負担額を7月1日から大幅に値上げしようとしております。今回の値上げ計画は通院1カ月現行800円を1000円に、入院1日現在の400円、1カ月間で1万2000円、これを800円、2万4000円に引き上げようというものであります。  ところが、今回はそれにとどまらず、7月の値上げ後は、国会審議が必要な法改正をしなくても、閣議決定だけで政府が自由に値上げできるように仕組みも変えてしまう内容も入っております。しかも、お年寄りの医療内容そのものを規制し、制限診療を強める法律的根拠をもつけ加えようとしています。こうなりますと、高齢者や老人を抱える家庭の負担は大きくなり大変であります。私は、このような法改正はさせてはならないと思いますが、市長の見解を聞いておきます。  最後でありますが、まちづくりについてであります。  私は、これまでの議会でまちづくりについて具体的に何回か提起をしてまいりました。旧市街地、南、北校下の過疎化対策、人の集まる施設づくり、大型店と商店街の問題、商店街活性化の対策、買い物公園や朝市の実現、港を中心とする町の整備、歴史と文化を結ぶ旧村部の道路整備、温泉の活用、敦賀半島の景観の魅力を回復しての観光の目玉、観光バス、観光タクシーの実現など、四季を通しての観光のまちづくり、海と山の自然の美しさと、歴史と文化の観光を大きな柱としたまちづくりが、今一番求められていることを強調してまいりましたが、このことが高木市政3期12年を振り返って一番欠けていたことではないかと思います。  私は、考えていることを少し提起したいと思いますが、まず国道バイパスが開通すると、現在の8号線は格下げとなるでしょう。本町通りを神楽通りと関連をさせて、人が集まって憩える場としての買い物公園を実現をする。  2つ目は、先ほど老人福祉で申し上げた老人センターを気比神宮の前に旧東映会館跡や観光センターがありますが、あの辺りにつくって、お年寄りが買い物を楽しむようにする。  3つ目は、魚市場を市場関係の方々と十分協議して大改築をし、旧港から大橋を渡って川崎松栄の県有地も活用して、北陸自動車道と結んで魚団地、問屋街をつくり、フェリー発着場を海の玄関口として地域発展を図る。  4つ目は、トンネル温泉を敦賀温泉とし、現在地は土地所有権をめぐり問題が多いので、思い切って場所を移動して造成をし、中郷古墳群に観光の灯を当てる。  5つ目は、愛発地区の文化遺産を柱に、愛発の里づくりを進める。  6つ目は、清算事業団の土地購入の関係での駅前の開発整備は、地元住民との十分なる協議をもとに進め、駅裏開発も進める。  7つ目は、新幹線は在来線切り捨てをのめという条件だということは、昨年以来の政府の強引なやり方であります。敦賀市は、新幹線よりも在来線を守らなければなりません。  そして、昨日の岸本議員の質問にもありましたが、私が昨年12月議会で提起をいたしました、京阪神からの直流電車乗り入れを敦賀までにして、京阪神と密接なつながりを持ち、琵琶湖環状線構想に積極的に入っていくことであります。このことは市長の提案理由説明の中にありました、環日本海時代の貿易の促進、ポートセールスの上からも、将来に向けて敦賀市発展の重要なかぎを握ると思います。  そのほかまだまだありますが、以上提起をし、まちづくりについての考え方を聞いておきます。  以上で私の一般質問を終わります。 7 ◯議長中瀬 実君) 傍聴の皆さんに申し上げますが、御静粛に願います。   〔市長 高木孝一君登壇〕 8 ◯市長高木孝一君) 河内議員の御質問にお答えをいたします。  財政問題でございますけれども、今、言われましたところの、いわゆる原発依存の収入が減じてきたということで、非常に危ぶまれるところの当市の財政状況になってきたんではないか、こういうふうな御質問でございましたけれども、決してそうではございません。昨日あたりも、私はこのことにつきまして御答弁をいたしておりますように、ことしと来年はやや窮屈になるかもしれないけれども、またその翌々年からはいわゆるそうしたことじゃなくして、十分な事業というものができるであろう、こういうふうに私は申し上げておるわけでございまして、私どもは十分そうしたところの問題に配慮をしながら、現在の予算編成をやっておることでございまして、御心配をいただくことはありがたいことでございますけれども、まあまあそれほどまでに御心配をされることはないというふうに申し上げておきたいと存じます。  2つ目の、廃棄物の処分場の問題でございますけれども、根本的にはきのう公明党の村上議員から言われましたように、寄居町へ行ってきたときの状況、寄居町で行って聞いたときに、この確約書があるから敦賀へごみを持っていってるのではない、こんなものはいわゆる契約書にならないのだ、こういうふうなことをやっぱり言われたことを山田議員ともどもに聞いてきておられるわけであります。私も、担当委員会の委員長、橋本議員にもお尋ねをいたしましたときに、今、河内議員の言われるような、あるいはこの前の関連質問で言われるようなことではないということをはっきりと言明しておいでになることでございます。ようく議員の皆さん方も前々から申し上げておりますけれども、さらにさらに現地でそうしたところの話し合いをしてきた議員の発言によりまして、はっきりしたと私は思っておるのです。  いわゆる確約書があるからこのごみの持ち込みというものがあるものではないということ、確約書は双方の契約書に基づいてこれを持ってきておる、それに対する規制、歯どめをかけるために、この確約書があるんだ、こういうことは何回も何回も繰り返し繰り返し申し上げておるところでございますけれども、遺憾ながらこれを了承をしてもらえないのが、私といたしましても全く遺憾でございます。遺憾の連続になります、本当に。ようくそのことをひとつお含みおきをいただきたい。  確約書があるからごみを持ってきておるのではないのです。契約書があってごみを持ってきて、それを歯どめをするために私どもはやっている。これがなければ、何の歯どめをすることができない。いわゆる悪臭防止であるとか、あるいはまたその積み荷の状態であるとか、こうしたことを規制するためにあるところのものでございまして、市長の判こがあるのはこれだというようなことで、あちこちでいろいろと振りかざしておられる方々もあるやに私は聞いておりますけれども、やはり賢明なる市民の皆さん方は、十分そんなことはもうお知りおきだというふうに私は思っておる次第であります。  まあその他細々といろんなことを申されましたけれども、市長は謙虚にこれを受けとめて、こういうふうなお言葉でございましたけれども、おっしゃることは常に私は謙虚に承っております。市民の声として、十分謙虚に承ってきておりますけれども、問題は事によりけりでございまして、見解が違うということ、あるいは解釈の仕方が違うということではないでしょう、これは。本質が違うでしょう、この問題は。確約書があってごみを持ってきておるということは、これは理屈にならない。ですから、謙虚に受けとめておりますけれども、私はこの問題だけは「ああ、そのとおりでございます」ということはちょっと言いかねるのでございますことを、はっきり私は申し上げておきたいというふうに存ずるわけでございます。  寄居町の状況、きのう申し上げましたけれども、山田議員もともどもに村上さんや、あるいは文教民生委員の皆さん方と聞いてきたというのです、聞いておられたというのですよ。その点はひとつ山田議員にもう一遍よく聞いてください。山田議員はそのときに、何の反論もなく静かに静かに聞いていた、こう言うのですから。それを今になって、そんなことをおっしゃいましても、それは私は話にならないと思うんです。  それから、火力発電所の問題でございますけれども、まあこれはひとつ専門的なことになりますので、担当部長から申し上げていきたいというふうに存じます。  原子力発電所の問題につきましては、その真実を報告するという気持ちがないかということでございますので、これは本当に私は遺憾に思っております。いわゆる人為的ミスということもございますし、こんなことが繰り返されたのでは大変なことだというふうに、これは全く河内議員と同一意見を持っておるものでございまして、ぼつぼつぼつぼつと出てまいりますことを非常に私は遺憾に思っておりますし、今後この真相というもの、真実というものを明らかにまた説明をしていただくということで申し上げておきたいというふうに存ずる次第であります。  公設市場につきましては、過般の御質問にもお答えをいたしましたようなことでございまして、なお河内議員のおっしゃる御意見等も、まあまあ十分考えなければならないとは思いますけれども、現在あの場所で公設市場を開設するという基本的計画によってやっておりますことでございますので、やはりあの市場はあの市場として整備をしていきたい、このように思っておる次第であります。  老人福祉の問題でございますけれども、いろいろお述べになりまして、やはり市内にもう一つつくったらどうかというところの御意見も、前の質問からも出ておったことでございますが、今直ちにこれに着手するということもちょっと至難かなということも考えておる次第でございますが、今も河内議員が言われましたように、現在のあの市民福祉センターを大改造をいたして、そして快適な福祉会館として御利用をいただきたいというふうに思っておりますと同時に、あそこにゲートボール等健康を兼ね備えるところの施設にしたらどうか、こういうことでございますが、これはまた十分考えなければならないというふうにも思っておりますが、まあまああそこに1つゲートボール場はあるのですけれども、なかなかそうみんなに使っていただくような立派なものでもございませんし、あそこの農園をつぶせばいけるのでございますけれども、また一部の老人の方は花畑といいますか、あそこで非常にいろんなものをおつくりいただいておる楽しみもございますので、ちょっと今は苦慮をいたしておりますけれども、もし状況が許す、あるいはまた今後の考え方によってこうしたこともまことに適当な御意見だ、このように思いまして、検討を加えてまいりたいというふうに存じております。  それから、まちづくりの点でございますけれども、いろいろお述べになりました。私も、いわゆる敦賀の文化を育てていくという点につきましては、いろいろやってきたつもりであります。この前も申し上げましたけれども、例えて言いますならば、すてな踊りを復活をしたとか、あるいは野坂岳登山を復活をしたとか、あるいは観光的な色彩もございますけれども、気比神宮の大改修をやったとか、あるいは歴史の史跡である金ケ崎を立派に改修をしたとか、あるいは山車を3基も息もなかったものを整えたとか、あるいは常宮の総参祭を、海を渡御していただいて逢瀬の祭りをやるとか、あれもかつて私が就任したころには四輪車に気比神宮の御神体を乗っけて花城橋からずうっと行っておったものでございますけれども、その他申し上げていけばいろんなことがございます。  ですから、これからいよいよ私はこうしたものに重点を置く行政を推進をしたいというのが、所々方々で私は申し上げている由縁でもあるわけでございます。  今回、私は、出馬表明をいたしておりますけれども、いよいよ生活環境の整備とか、あるいは文化を伸ばすとか、こうしたことをやっていくということが主たるところのねらいでもあるわけであります。愛発地区等へ参りましても、かねてからいろいろ言われておりますように、玄蕃尾城を立派なものにして世に浮き彫りにしていくとか、あるいはもう一つ、かつて私は金ケ崎城を建てたいということで計画もしたけれども、あそこは城がなかった、とりでしかなかった、こういうことですから、城を建てるわけにはいかない文化庁の厳しい規制があるわけでございます。せめて、疋田には城があったというのですから、疋田城の一つもやはりあの跡に建てて、そこをやっぱり文化資料館ぐらいにして立派に復元をしていきたいな、こんなことも実は考えてもおるような次第でございまして、非常にこうしたことに関心をお持ちの河内議員の今後におきますところの御指導をよろしくいただきたい、このように思っておる次第でございまして、その他やることが、今随分御指摘になりましたけれども、なかなかやっぱり財政の問題、あるいはまた人口密度の問題、その他いろいろございます。  特に、この間から私が申し上げておりますように、湖西線を敦賀まで乗り入れるという問題ですね、これは全く今、河内議員が言われたように、私と全く同じ意見でもあるわけでございますと同時に、在来線を大切にしていかなければならない。新幹線はできたけれども、在来線がローカルになったとか、あるいは廃線になったとか、こんなことのないように十分ひとつ心がけていかなければならないというふうに思っております。  今から頭の痛いのは、駅前の広大な土地の事業団からの払い下げ、これをどういうふうに受けとめてやっていくかということに非常に私は今、財政的にいろいろ考えまして、今から何とかしてやはり一応は敦賀市がこれを買い求めて、そして一大計画のもとにこれを処分しながらまちづくりをやっていこう、こういうようにも思っておるようなことでございまして、なかなか大きな問題でもあるわけでございますが、そうした点等におきましては、今御指摘いただいたようなとおりでございまして、十分ひとつこれらの面を心してやってまいりたい、このように思っております。 9 ◯民生部長小島貞夫君) 火力発電所の追跡調査の件で御質問があったと存じますが、議員さんも特別委員会に所属されておられると思いますが、昨年の9月だったと思いますが、特別委員会の折に、この火力発電所に関する環境等の追跡調査ということで御説明をさせていただいておると思いますが、一応申し上げますと、追跡調査といたしましては重金属等の微量調査、物質についての調査、それのバランス調査とか、それから石炭の発生源調査、それから石炭調査、それから環境調査と細かく書いてございますので、できましたら御参照いただければありがたいなというように存じております。  3月に入りました6万4200tの炭でございますが、まあ火力発電所で3炭種を受け入れるのだというようにお聞きをいたしておりますが、その総水銀の含有量でございますが、これは我が国の火力発電所石炭の総水銀の含有量の幅よりも比較して平均より非常に低いということでお聞きをいたしております。  以上でございます。 10 ◯市長高木孝一君) 根本的に私は申し上げ、それでもって御理解がいただけたものというふうに理解をするものであります。  いわゆるもう一回言いますけれども、私が出してありますところの確約書は、よその市町村からごみを持ってきてもいいというところの承諾書ではないということ。これははっきり私はしておかなければならないのでございまして、どうかその点はひとつ十分御理解をいただきたい。きのうの本会議でもあったとおりでありまして、村上議員がそのありのままをこの場でお述べになったことでございまして、私も全く村上議員の言われたとおりだ、こういうふうに思っておりますので、細かくもういつ幾日がどうだいつ幾日がどうだ、こうしたことは、私は今さら申し上げようとは存じません。  それから、この間も言われましたけれども、この確約書を3月に破棄してしまうかどうか、こういうのです。この確約書はごみを持ってくる、持ってこないというものを左右するものではございませんで、破棄せよと言うのならいつでも私は破棄いたします。こんなものは何の効果もない。ただ心配は、この確約書を破棄すると、持ってくるごみに対する歯どめがきかないから、これは住民に対して申しわけないな、こういうふうに思うだけであります。  私が、この間の答弁をいたしまして破棄しますよと言ったところが、それを心配された方が私のところへやってまいりまして、「あれを破棄したら持ってくるごみに対するチェックができないのではないか、歯止めがきかないのではないか。そんな無責任なことはしてはいけないよ」、こういうふうな忠告さえあったことでございます。その人の名前は申し上げませんけれども、早速そうしたところの私に対する注意さえ実はあったようなことでございます。  あの確約書は持ってくるごみに対する歯どめの効果しかないのでございまして、そのせは十分ひとつ河内議員におかれましてもいろいろ御言い分もありましょうけれども、いつまでこれを申し上げておりましても、なかなか私もこれ以上、骨子はそれですから、もう申し上げようとは思いません。何回御質問いただきましても、これ以上私は申し上げるまでもないというふうに存じておりますので、御了承のほどをいただきたい、このように存じます。 11 ◯19番(河内 猛君) お答えがないので再質問という形になりますが、やっぱり的確に答えてもらって、これはこうと明らかにして、そしてどう対策を立てるのかということが非常に大事でありまして、その点で再質問いたしますが、廃棄物の問題は後にいたしまして、最初に原子力発電所の問題で2号機の総点検を実施をさせるという問題ですが、このお答えがなかったのですが、要請をしたのかどうかということであります。  きょうの新聞紙上にも報道されていますが、事故の原因が、振動を防ぐ金具が設計どおりに挿入されていなかったという、このミスですね、それから点検管理上のミスだということ、逃し弁が動かなかったという、そういうことも含みますし、これもミスだというようなことで、金具点検の指示が通産省からも出されたと思いますし、関電もそういうことで対処するということのようでありますが、敦賀の場合は日本原電ですが、同じ加圧水型の原発であります。したがいまして、直ちに点検をさせるということでやらなければいけないと思うんですが、要請したのかどうかということも含めまして、再度その点をお聞きをいたしておきます。  それから、廃棄物の問題でありますが、きのうと同じような市長のお答えなのですが、この確約書というのは何も相手の自治体と確約書があるなしにかかわらず持ってくるのだ、いわば商取引契約が優先をして、自治体間のいろんな協議決定をする問題は、これはやってもむだなことなのだという意味のことを言われました。だから破棄しても同じことなのだというような問題は、そういったことを聞くとこれは大変なことだと私は思うんです。歯どめ云々というよりも、自治体間の協議決定というのは、これは優先をするのです、一般廃棄物ですから。だから、寄居町の三者協定を見ていただいてもはっきりするのです。三者協定を見ていただいたと思いますが、寄居町は三者で協定をしておる。寄居町が敦賀市と協定を結んで、それに基づいての廃棄物をダイヤ整環という委託業者に処分も含めて委託をするのです、運搬、処分もですよ。そうすると委託されたダイヤ整環はその処分について、これはキンキクリーンセンターとのいろんな契約上のこともあると思いますが、そういう形で進められていくということが基本になっています。  ですから、助役がそう言ったとか、言わなかったとか、私は文教常任委員会で行きましてその報告なども聞いたのですが、助役が確約書なんてこれは結ぶも結ばないも同じだというようなことを言ったという報告は、私は聞いておりません。ただ、よろしくお願いをしますと言うただけだというふうに、私は報告は聞いておりません、そういう報告は聞いておりません。ですから、あくまでもやはり自治体間の協議というものは、これは一般廃棄物を、そこの処理計画というのがその自治体自治体であるわけです。ですから、その処理計画に適合するのかどうかということが、これは行政上の問題なのです。ですから、これがやっぱり優先をして、こういう協定が結ばれて、そして事の処理が行われておるということです。ですから契約とは別の行政上の問題ですということなのですよ。その点ははっきりと私は申し上げておきたいと思います。  それから、何のために三者協定なんて結んでおられるのか、相手の自治体が。これでいきますと、敦賀市は今確約書ということになっていますが、これもおかしい。私、さっきどうなのかということを申し上げましたが、公害防止協定ですね、これに基づきますと相手の自治体と協議して、そして決まった内容の一般廃棄物を処理するということに解釈するとなっているのですが、それが協定というのと確約書というのと2つあるのです。同じ発行の日付なのです。だから、どちらが正しいのですかということを私聞いておるのです。これをはっきりさせてもらわなければいけないと思うんです。ですから、その点はひとつあいまいなまま過ごしていきますと疑惑だけが残ります。ですから、この点は明確にしておいて、確約書確約書と言いますけれども、私は協定という内容だというふうに私は思っています。  字の解釈云々言いますが、それは字引を引けばわかりますが、協定というのは協議して決定をすること、確約というのははっきりと約束すること、これはそういうことでありまして、その差はどうかというと当たりがちょっときついか弱いかということなのでしょう。と思いますが、しかし協定となりますと協議して決定をするのです。決定したことは守らなければならない、大体。ということになりますし、その決定をした内容によっての一般廃棄物ということでありますから、そういうふうにやはり筋道を通して解釈をしていかないといけないと私は思うんです。  それから、市長は特に知らなかったことだとかとまた言うのかというふうに言われますが、そういったことがちまたで言われておるのですが、これは私、議事録の写しも示したように、昭和62年9月の定例議会で市長に申し上げたのです。これは問題ではないかと提起をしたのです。提起をしたことに対して注意していくということだったのです。それならどのように注意してきたのかということになるでしょう。ですから、そういった点はやはりこのようにはなるとは思わなかったというふうに思われておるのかも知れませんよ。しかし、その点ははっきりさせて、そしてこのように正しく処置をしていきますというふうにしないといけないと私は思います。  それからもう一つ、一般廃棄物の収集運搬という問題をちょっと私質問いたしましたが、私はこう理解するんです。これは、産業廃棄物の処理業の収集運搬の許可申請ではなかったかなあと実は思うんですが、あの印刷物を見ますと、一般廃棄物の収集運搬も申請中というようなふうにも取れますのでお聞きをしたのですが、これは敦賀市に対して。敦賀市が、これは市長が許可をする権限の問題ですから、あったのかなかったのかということだけちょっとこの辺は明確にしていただきたいというふうに思います。  それから、EP灰、マルチ灰の関係なのですが、このEP灰、マルチ灰、ダイオキシンということになるのですが、この灰は混合灰です。この混合灰を分離をするという、その機械を備えつけて分離をしておる自治体もあります。分離されないそのままの自治体もあります。その分離されない分ですね。寄居町では分離できるように、これからそういう施設をつくっていくという考え方なのですが、こういう混合灰の処置については特別の施設で処理をするということになっておるのです。これは有害物が含まれるということですから、有害物を含んだものはここの処理場では処置できませんよと、これは県の許可証の中にも入ってます。それから、敦賀市とキンキクリーンセンターと結んだ協定の中にも入っております。ですから、これはやはり有害物が含まれておるということで、これは処置をしなければならない、そういうふうに思います。その点もひとつはっきりさせておきたいと思います。  これは一般廃棄物ですから、市の関係なのです。産業廃案物は県の関係。有害については、当然産業廃棄物は有害のものはだめだというのだから一般廃棄物も有害のものはだめだということになります。ですから協定というのがあるのです。協定によってきちっとして、その協定どおりに実施されておるのかどうかということが、これが大事なことなのです、そういうことなのです。何も勝手に契約を結んで勝手にさせておく、ただ上限だけを制約するのだというようなことであってはならないことです、これは、自治体の行政として。ですから、行政指導というのがあるわけです。ですから、これは協定なのです、確約書と言うておるけれども。だから、その辺のところは明確にさせなければならないということです。そういうことです。
     それから、私もう一つ提起しておきたいと思いますが、なぜこの問題がこれだけ大きな問題になってきたかということにもなるわけですが、地下水源という問題がありますね。ですから、私、昨年12月の定例議会でも言いましたけれども、地下水源地に処理場をつくるという無謀なことが行われたことは産廃の処理業者だけの問題ではない、処理場設置届を受理した県や、そしてまた安易に受けとめた市の地下水問題を軽視した態度にやっぱり問題があったのではないかと12月議会では指摘はしたのです。その辺のところもやはり反省をしてこれからの問題を考えていかなければならない、そう思うんです。そういうことでありますし、そういう立場で県に対してはやっぱり話を申し入れをしていくということが1つは大事です。これは産業廃棄物の問題です。  それから、一般廃棄物の問題については、これは他府県から持ってくるやつを禁止する。その協定の欄に禁止をするということが、今差し迫った問題です。  産業廃棄物の問題については、そういったさっき申し上げました態度で県と、県に責任もある、業者だけではない、市もやっぱりそれを受けとめた、そういうことも安易に考えていったということも、これはその点のところも反省をしなければならない。そういう立場でやっぱり県と話をきちっとしていく必要があるのではないかということです。その点を再度申し上げまして、再質問を終わりたいと思います。 12 ◯市長高木孝一君) 河内議員の御質問でございますけれども、加圧器の逃し弁とか、あるいは空気供給弁とか、こうしたところのもの、特に操作を誤ったというふうなことは全く遺憾なものでございます。したがって、振れ止めの施工をしてあるかどうかというようなこと、いわゆる原電2号機に対しましての注意を促しました。原電2号機には、そうしたところの振れ止めはきちっとやってあります、こういうふうな答弁でもあったわけでございます。きのう、私はそれを聞いて「はてな、2号機はどうかな」ということが、まず私の頭に来たものですから、それを確認したところが、2号機にはこれをやってある、こういうふうな答弁を実はいただいておるものでございますけれども、とりあえずの問題、それだけの処置をいたしておるところでございます。  それから、もう余り言いたくないのですけれども、まあまあ河内君、はっきりはっきりというのは、これではっきりしたと思うんです。いわゆる確約書の効力は奈辺にあるかということの問題点ですね、確約書。確約書があるから来ないからということでごみが持ってこられたり、持ってこなかったりするものではないということ、これをはっきりひとつ御認識をいただきたいのです。  それからあそこにつくったということ、それは市もうっかりしておったと言うでしょう。それは河内君にも、もう一つ私はお願いしたいのですが、あなたもやっぱり広く市民の代表の議員としてやっておいでになるので、河内君も知らなかったのかなあ、そんなことも思います。私も知らなかったけれども、よく御活躍いただいておる河内議員さんも知らなかったのかなあ、こんなことも実は思うんです。いや、本当ですよ。私もそう思います。みんな知らなかった、あそこへあんなものができるなんて。うっかりとこう言いますけれども、人のせいにしませんよ、何も。私も知らなかったということをはっきり言っているだけで、私もこんなことは全く知らなかったということをはっきりしているだけで、知っておってやったのなら、これは大変なことですけれども、知らないのですから。それを知っておったのだ知っておったのだと私にこじつけますけれども、それを私は、あるいはそうだったということはちょっと言われませんよ、本当に。私はうそつく男と違いますよ、そんな。  そこで、まあ幾ら言っておっても仕方がないのです。同じことです。  それから、先ほど河内議員がおっしゃいましたように、厚生省の係官もこう言っているというようなことね、確約書があってもなくても、この確約書があるからごみを持っていくとかいかないというものではないということを厚生省の役人をして確認をしたとおっしゃったでしょう、確認を法的解釈。   〔19番河内 猛「いや違う、契約」と呼    ぶ〕 13 ◯市長高木孝一君)(続) いや、先ほど何かおっしゃったでしょう、厚生省に聞き合わせたということ。そのときの結論は、確約書があってもなくても、このごみを持ってくるとかこないとかいうものではないとおっしゃったがね、先ほど。よく河内議員御承知おきなのですよ、こんな点は。この頭脳明晰な方が知らないはずがないのですよ、本当に。ようく知ってて、この確約書があるから、いや、ごみが来たのだごみが来たのだ、これを私に言わそうとするような気配さえ私は見えるのです。私は、真実と違うことは絶対言いません。  そんなようなことでございまして、先ほどの一般廃棄物で有害物が入ってくるかもしれないと言うでしょう。こういうものがあるかと思って確約書を交わしてあるのです、チェックするために。これがなかったら、確約書がなければなかなかやっぱり入りにくいですね、入れないことはないですよ、敦賀市へ来ることですから。  それから、一般廃棄物は敦賀市長が許可している、こういうふうにおっしゃっておる。そんなことでは絶対ございませんので、承認していると言われた。そう聞こえましたよ。これははっきりしておきますよ。産業廃棄物は県だけれども、一般廃棄物は市長だ、こうおっしゃった。全く違いますから、これは。敦賀市長には何の権限も何にもございません。したがって、県からの通告もなければ、通知も何もないのです。なかったのですよ、これは。あったら私は率直に誤りますよ、ないのですから。一般廃棄物も、市長にそんな権限はないのですから。先ほどはくしくも市長の責任において許可しているのだから、こうおっしゃった。ちょっとよく勉強しておられる河内議員にしてはおかしいことをおっしゃるなあと私は思った。ないのです。  そんなことでございまして、しかしもうこんなことを言っててもどうにもなりません。これからの解決ですよ、解決。きのうも言われましたように、6本の井戸を掘った、3200万円からの金を使った、どうするかという御意見も出たのです。だから、このとき私は申し上げた。これから県が責任を持ってこれを解決をしてもらわなければならない、あれを設置したところの福井県知事が解決をしてもらわなければならない。したがって、とりあえず議員の皆さん方からの要請があって私は6本の井戸を掘った。その金も、将来この廃棄物処分場を廃棄する、どういうふうにしていくかというときには敦賀市としても3200万円の金を出しておりますよ、この金も県としては何とかしてくれなければ困るよということぐらいははっきり申し上げていこう、こう思っているのです。これはもうやっぱり県の責任です。  それはその前に、これを了承した者がありますね、ここへ持ってきてもよろしいという了承した方、ありますよ、これは。私のところへは全然それはない。その了承したところの文書等を持って県知事に申請をしているのです。その辺のことはよく御了承だと私は思っておりますけれども、まあしかしそんなことはもう抜きとして、責任回避を私は決していたしません。  この間も言ったでしょう、福井県の職員が、だれか敦賀市へ通報してあるということを書かれておりましたけれども、私は大勢の36団体の皆さんが来られたときにも言いました。樫曲のだれかが私に対してあんなものができるということを通告した人が1人でもあったとするならば、福井県の職員が、私の市に対しましてあんなものができるぞというところの予告をした者があったとするならば、その人を私の前へ連れてきてください、即座に私は敦賀市長の辞表を書いて見せますよとはっきり言ったのです。私は、そんなあいまいなうそは言っておりません。大変私も、こんな確約書を振りかざして、市長の判こを押したものがある、これによってごみを持ってきていることがはっきりするでしょう、判然とするでしょう、こんなことを言っていることを聞きますと、「ああ、何を言っているのかな」、本当に。私はそんなことは等閑視してますけれども、私は迷惑です、これは。やはり冷静に判断をしていただいているところの市民の皆さん方は、もはやよくこのことは御理解をいただいておるというふうに私は思っております。  ただいたずらに、私をして極論するならば、誹謗しようとする方はいろんなことをおっしゃるでしょう。私はそういうふうに理解しております。決して私は、この確約書によってごみが来るものでもなければ、寄居町へ行ってこられたところの文教民生委員長さんもはっきり向こうは言っておりますよ、こういうのですから、そんなものによってきたものではない。ですから、あなたに申し上げるように、この確約書を破棄する気持ちがあるか、いつでもこれは破棄しますよ、こんなものは。こんなものは破棄してごみが来ないのなら楽でしようがない。その辺はお間違えのないように、十分ひとつ御理解のほどをお願いをいたしたいというふうに私は存ずるような次第でございます。  もうこれ以上私は、廃棄物処分場については申し上げようとは思いませんので、もうこれ以上これだけ申し上げてもまだということになれば、もっと詳しくということになればまた担当部長から申し上げますけれども、もうそれも私は必要ないのではないかと思っておるのです。決して安易に受けとめておるものではございませんね、私も。今、お言葉がございましたけれども。  なかなかいい御意見が随分出されまして、私も謙虚に受けとめてまいったわけでございますけれども、これだけはどうか、私も受け取れないのでございまして、ひとつよく御納得、御理解をいただきますようにお願いを申し上げたいというふうに存じます。 14 ◯19番(河内 猛君) 原発の関係を、まずもう一回お聞きをしますが、敦賀2号炉を注意をしたらきちっとしてあるというふうに返事があったということでありますが、実際上見てきちっとしてあるということではないということですね。  どこの原発にしましても、それはきちっとやっておりますということになると思いますが、その辺のところは大事な点でありまして、やっぱり点検をして、何ともありませんでしたということにしないといけないと思います。  今度の事故についても、きちっとしてあると思っておったのです。それがこういう原因で、ああいう事故になったということでありますから、ただきちっとしてありますという返事があったからそうだろうというのではなくて、やはり点検をさせるということが大事だと思いますので、その点申し上げて、ただ注意だけではなく正式に申し人れをするということで、その点お聞きをいたしておきます。  それから、廃棄物の問題ですが、市長も何かにこじつけて話をするような気配が見えますがね、はっきり申し上げますと、一般廃棄物と産業廃棄物は扱いは別なんです、許可権限とか、それらについては。それで処分場そのものについては、いいですか、処分場の許可権限は一般廃棄物であろうと産業廃棄物であろうと処分場は県です。そこで、取り扱いです、今度は。一般廃棄物の取り扱い、産業廃棄物の取り扱い、これは収集運搬業務の許可権限、こうなるのです。収集運搬業務の許可権限、これは産業廃棄物は県です。一般廃棄物は市町村です、収集運搬。わかりますわな、そうなのですよ。  そこで言えば、一般廃棄物の扱いです。他の市町村から持ってくる、どこからどうするということについては、これは県よりも市町村がやっぱりかなりその点についての監視とか、その点については協議をするとか、そういうのは市町村が主になります。ですから、他府県から持ってくる一般廃棄物の問題については両市で十分協議しなさい、こうなっておるのです。両市で十分協議をしなさいということになっておるのです。県とそこと話をしなさいということではない。両市で十分協議をしなさい、行政上の問題です、いいですか。だから、行政上の問題で契約云々というでしょう。契約は、だから厚生省へ問いただした場合に、廃棄物法、法律に従ってどうこうという契約するとか何とかということは別です、これは別ですよ。ただ、それぞれの自治行政の中でいろんなトラブルが起こる。だから、いろんな計画がある。それらについて十分話をして、トラブルの起こらないようにということです。これが厚生省の、私が聞いたときの返事なんです。  そうするとトラブルの起こらないように協議をしなければならない、自治体間で協議です。その協議をするそれが、言えば協定になるのです。いやいやいやいや、市長は確約書と言うてますが、本来は協定になるのです、協定になります。ですから、両方の自治体間の協議した、決められたそれに従って一般の廃棄物というものが持ってきて処置されるということになるのです。ですから、寄居町の三者協定を見てもらうとわかると思います。   〔「法令を出して言わな、物の根拠を、きちっと」の声あり〕 15 ◯19番(河内 猛君)(続) だから、協定の解釈を見たらわかります。   〔「法令で言わないかん、法令を」の声    あり〕 16 ◯19番(河内 猛君)(続) 協定というのは、非常に持つんですよ、協定というのは。だから、寄居町と敦賀市と結んだ協定ですよ。それに基づいて業者に委託する、それはそうです。このとおり、これを曲解したらあかんのですわ、でしょう。これはそうです、行政の問題ですよ、これ。行政の問題ですよ。行政の問題としてそういうことになっておるのです。  ですから、寄居町は正しくそういう協定を結んで、そして業者に委託する。だから運搬、処分、その業者に委託をする、それがここへ持ってくる、キンキクリーンセンター三者で協定をしておる、その協定に従って持ってきておるということになる。ですから、その協定が主になるのです。だから、この協定書を見たらわかります。その協定に基づいてということです、委託するということです。ですから、協定が主になるのですよ、そういうことなのです。その点は明確にいたしておきます。  権限の問題、それから協定の問題を再度私申し上げました。その点です。  それから、解決の方法です。ただ解決をしたらいいのではないか、こう言いますが、やはりどうなのかということを正しく認識をして、その上に立って正しく解決をするということが、それが基本です。そういう点で、私はきちっと物を申しておるのです、いいですか。いたずらにどうのこうのではないのです。そういう認識をはっきりさせて、そして正しく解決をするという立場に立ってもらいたい、そう思うんです。解決の方法は、その協定とかそれらに基づいて、やはり他の市町村から持ち込んでくる一般廃棄物については、ひとつやめてもらおうではないかということです。1つは、解決の方法は差し当たって。  それから、2つ目は産業廃棄物の問題です。この産業廃棄物の関係をどうするのか、産業廃棄物は全国から持ってきてもいいことになっています。これは、県によっては規制をしておる県がかなりあります。千葉県なんかでもそうでしょう、聞くところによりますと。ですから、産業廃棄物は、その規制は県の方にやっぱりきちっとさせるということが1つです。  それと、敦賀市の場合は、大事なのは地下水の関係なのです。この点でありますが、水道法第2条というのがあります。私、前の議会で提起をしたと思いますが、水道法をもう一回申し上げてみたいと思いますが、「国及び地方公共団体は、水道が国民の日常生活に直結し、その健康を守るために欠くことのできないものであり、かつ水が貴重な資源であることにかんがみ、水源及び水道施設並びにこれらの周辺の清潔保持並びに水の適性かつ合理的な使用に関し必要な施策を講じなければならない」ということになっておるのです。地方公共団体としてもそういうことをやらなければいけない、こうなっております。  そこで、法律法律と言われるので、産廃法とかそれらを見ますと、産業廃棄物法では企業の経済活動の自由を保障するための法規なんです。ですから、その企業が産業廃棄物の処理ができるような、というようなことを主に置いての法律なのです。その辺が水道法と若干違います。水道法は、いわば水を守るという立場での法律なのです。ですから、この水道法、生存の自由を保障するという憲法の体系に直接かかわる法律だということで、水道法が優先をするわけです。  ですから、こういう立場で県と協議をしなければならないのではないかということです。地下水を何としても守る。今、ボーリングをやって検査をするということで進んでおりますが、これは異常が出てきたら大変なことなのです。ちょっとでも異常があったら、これは何とか処置をしなければならないということでしょう。ですから、この水源の関係、水道法の立場に立って、どうやっぱり水を守るのかという立場で県と話をしておるようでありますが、県と話をしなければならない。  それから、市長の意見を求められたときには、そういう立場で意見を述べるということでなければならないというふうに思うんです。  それで、山田議員の質問に、この水源保護条例が必要だなという市長の御意見があったのですが、何としても、これはつくらなければならない。県もそうです。そして、地下水を守るという立場で、この産廃の処理の問題、これはどうしたらいいか、いたずらにそれは閉鎖したらいいのではないかということだけでは、私は正しい解決にはなかなかならないのではないかという気がします。ただ単に、そんなもの閉鎖してしまったらいいのではないか、何か短絡的にそういうことではなかなかならないのではないかという気もします。ですから、そういう点で、この正しい解決を目指す必要があるということを申し上げて、再々質問になりますかな、お聞きをいたしておきます。 17 ◯市長高木孝一君) 水道法の御解釈論がありましたけれども、この問題につきましてはその法律に従って今日まで十分努力をしておるつもりであります。  なおまた、この廃棄物の処理問題でございますけれども、事後の処理についてはきのうでしたか、おとといでしたか、どなたかの御質問がございまして、私は申し上げました、これは。河内議員、空席になっておられたかどうか知りませんけれども、事後の処置はあえてごみを持ってこないだけではいけないのだ、現在もうあそこに捨てたところのごみの、いわゆる有害にならないような処置、手だてというものをやらなければならない、このこともきのうでしたか、村上君の御意見に十分私はお答えをし、村上議員もこれを了承していただいておる問題でございますので、あえて申し上げようとは存じません。  もう一回重ねて申し上げますけれども、住民からはどういう心配な御意見が出てくるかもわかりません。既に私は聞いておりますので。あの確約書を破棄するということになると、住民を無視するところのものになってしまうのではないかという意見が出てきております、市会の私の質問を聞いて。名前その他はもし知りたかったらはっきり申し上げましょう。この確約書があればこそチェックできるのだ、歯どめができるのだ、こういうふうな解釈をしておられるのです。それを、確約書があるからごみを持ってくるのだ、こんなまるきり反対の解釈で、それは解釈の仕方はそうかもしれませんけれども、そんなものではないので。その辺のところをようくひとつおわきまえのほど、まあ言っても無理でしょうけれども、無理でしょう。私がよく御理解いただきたいと言ったって、それは「うん、そうかわかった」とおっしゃらないでしょう、これは。けれども、これはもう堂々と私は言い得ることは、この確約書があるからごみを持ってくるのではないということをはっきり申し上げます。これがなかったら、搬入してくるところのごみに対する歯どめがきかないということでございますので、どうかひとつ河内議員、その辺の私の言うこともよくひとつお考えおきをいただきたい。  それから、一般廃棄物の問題につきまして、いささかまだちょっと三者協定云々言われておりますから、これ以上必要であれば担当部長から。一般廃棄物は市長が、いや三者協定があるから、これは市長が許可するのだということをまたおっしゃいましたけれども、そうではございませんので、また後刻でよろしゅうございますか、今その説明をさせていただいたらよろしゅうございますかでございますけれども、これにしたって市長にその権限はないということははっきり御承知ですね。一般廃棄物の持ち込みも市長には、それを絶対的に認可する、許可するという権限はないことははっきりしてますね。はい。それでは結構でございます。それだけ申し上げます。 18 ◯議長中瀬 実君) 次に、沢崎 貢君。   〔31番 沢崎 貢君登壇〕 19 ◯31番(沢崎 貢君) 市政会の沢崎でございます。私は、きょうここに一般質問で立たせていただきましたが、市会議員12年間最後の一般質問になろうかと思います。12年間、議員の皆さん初め理事者の皆さん、大変いろいろとお世話になりましたことを、まずもって厚くお礼を申し上げます。  それでは、一般質問をさせていただきます。  まず、産業廃棄物の施設についてでございますが、もう市長はこのことについては答えたくないというのは河内さんにおっしゃったのかもわかりませんが、随分いろんな方がたくさん御質問をされております。私の後にもまだお二人の方が、この問題を質問されるわけでございますが、市長の心境としてはもう答えたくない、こういうことでございますが、そうなりますと順序を追って申し上げなければならないと思いますが、昨年の7月に、新聞に「ごみ処理都市敦賀市が悲鳴」と、「全国40自治体から年間約9万t」、そして8月には「ごみ捨ての町敦賀、市内総量の18倍が流入」というような記事がございました。余り喜んでおられない、非常に敦賀市のイメージダウンになりますところの見出しでございます。しかも、関西を初め大変遠方であります首都圏の千葉県は松戸市、神奈川県の藤沢市その他からでございます。  また、以前敦賀に住んでいたという金沢市に住む主婦からの投書によりますと、「ごみ都市敦賀のニュースにとても心を痛めています、このままでは敦賀が日本中の物笑いの種になります。敦賀市民の皆さんは、今後も黙ってこのごみ捨てを見過ごすつもりですか。そしてこのニュースを知ってからもう2年ほどになりますが、一向に改善される様子がありません。なぜこんなことがまかり通るのですか。さっぱりわかりませんが、何よりも私が不思議に思うのは市民からの反対運動が一向に起こらないことです」ということが記事になっております。  しかし、昨年の春から東郷地区の区長会、そして、夏には水と緑を守る会、そしてとうとう9月、10月に入りまして市民連合という敦賀市内の多くの団体の皆さん方で構成されますところの、このごみに対する市民連合ができ上がりました。  こんな中で、このごみの受け入れ施設が某自治体の話でございますと、全国をどこを探してもこの一般廃棄物を受け入れてくれないんですが、探したら敦賀だけしかなかったというようなことも書かれております。  そしてまた、敦賀の処分場の特徴は、先ほど河内議員の質問にありましたが、産業廃棄物と一般廃棄物、いわゆる家庭のごみなどの許可も一緒に受けておるという数少ない処分場であることでございます。まずそれを認識しなければならないと思います。  そこでお尋ねをいたしますが、まず5つの点についてお尋ねをしたいと思いますが、お答えを願いたいと思います。  市長が、正直なところ持ち込まれるごみがちょっとこれは多いぞと気がついたのは何年の何月ごろですか。  2番目に、確約書を交わす以前は協定書であったようですが、埼玉県の寄居町からのマルチ灰、EP灰、すなわち未処理灰という名前で呼ばれておりますが、この灰の中にダイオキシンが入っているということを知ったのは市長はいつですか。  そして、市長は今までにめったに使わない言葉である政治生命をかけて抜本的に、完全に解決をしたい。しかも市民の納得のいく解決と言いますが、市長は去年の一番問題が大きくなりました11月よりきょうまで5カ月間、県や業者にどのような話し合いや努力をしたのか、きのうまでの答弁によりますと多少不明快な点があると思います。この辺のところをもう少しはっきりと御答弁をいただかないと市民は納得かいかないと思います。  4番目に、1年半あるいは2年前から騒がれておったこの受け入れ施設、市民からの苦情、新聞に掲載されるなどで非常に問題が大きくなりましたが、そしてとうとう、それまでの市長の答弁は知事が許可をしたものである、私は全く知らないのだ、したがって責任がない、こういうことでございましたが、去年の12月議会の市長の答弁によりますと、来年からの量は半分にする、そしてこれ以上の増設は認めないということを言いましたが、この増設の点でございますが、これは樫曲地区だけのことを言うのか、敦賀市全域を指して一切敦賀市にはこういった受け入れ施設に対しましては法のもと知事が許可するものであっても、市長としては同意をしないのか、これをお聞きしておきたいと思います。  それから5点目、市長は積み込まれたごみの中に市長が知っている範囲の有害物質がどういう種類が入っているかということをはっきりとしていただきたいと思います。  きのうの村上議員の一般質問の締め括りの中でダイオキシン、水銀、重金属ということをおっしゃいましたが、そんなものが入っているとについて、村上議員はシートをかけるなり、雨の入らないようにしていくべきではないかということを申し上げましたが、一言も市長はそのことに対しまして、そういった物質が入っていることを認めておるように思いましたが、今ほどお尋ねしましたようにどういったものが入っていることを市長が知っておるのかお尋ねをしたいと思います。  次に、埼玉県の寄居町の視察に関連いたしまして、私もその委員の1人として視察をさせていただきましたので、触れたいと思います。  私どもの今回の視察の目的は、遠方である埼玉県の寄居町、しかも埼玉県からは4市3町1村4組合からのごみが入っております。この調査の目的の一番のねらいは、市長が敦賀市へ入ってくるたくさんのごみをとめることがどうかということでございます。それはなぜかといいますと、昨年の12月議会には議員の質問の中で、市長さんがこのごみをもう困ると言ってとめようと思えばとめることができるのだ、そういうことを視察の際に聞いてきた、こういうことが本当かうそかということが私の所属する文教民生常任委員会で議論されました。市長がとめれるはずだ、そしてまた議員が視察した内容と昨年の12月の質問の内容との間でどうもしっくりいかない、私どもは納得ができないということで予算化をしていただいて1月7日、8日と調査に行ったものでございます。そしてごみがどんな方法で、だれの世話で入ってくるのか、確約書たるものはどんな手順で交わされたのか。そしてもう一つは、どうしてこんな遠方まで運び込まれたものが一体何だろうかということが主な内容でございます。  市長は昨日の答弁の中で、文教民生委員長の橋本委員長から詳しく説明があったとのことですが、その内容についてお答えを願いたいと思いますが、それは全部でなくても結構なのですが、どうも少し私は市長に正確に伝わっていないのではないかなと思われる節がございます。これをお聞きせねばなりませんので、文教委員長からこういうことだったということをお聞きした上で、またはっきりと再質問でお尋ねしたいと思います。  それから、先ほどのお話も出ておりましたが、寄居町での内容でございます。特にきのう、村上議員が言葉ではだめだ、文書によるしっかりとした調査内容があるではないか、こういうことでございますが、それはこの調査事項の2番の廃棄物処理の現況についての(3)今後の対策についてという、この内容であったかと思うんですが、これを読み上げてもいいのですが後にしますが、私どもが調査に参りました。町長さんはもちろん当日はおりませんでしたが、助役さんが大変どこから見ても低姿勢で応対をしていただきました。敦賀市さんでは私の町から運んだ未処理灰が大変問題になっているようですが、まことに申しわけないということで、私どもたくさんあちこち視察いたしましたけれども、まことに丁寧なごあいさつで始まったと思います。そして、私どもがいろいろとお聞きする中で思わぬことがわかりました。  それは、今後の対策で、よほどの理由があって運んでおるのだなということはわかるのですが、来年からは敦賀市へもう運びません、こういうことなのです。私どもは調査視察に行ったわけなのですが、まるでこれ陳情に行ったような格好になりました。ああ、そうです、それはありがたいですね、ありがとうございますというふうに、思わず私も申し上げた一人でございます。来年からはもう敦賀市さんには運びません、4月からですね、そういうことをはっきり言ってくれました。そして、じゃその後どうするんですかと聞きました。私どもの寄居町の焼却場から出るこのマルチ灰、EP灰は、埼玉県には施設が県営、市営がございますが、自分とこの県で受け取ってくれないのだ、それはこの中に有害物質であるダイオキシンが入っているから受け取ってもらえないのだということをはっきりと私もお聞きをしましたし、お答えもくださいました。それで4月からどうするのですかと聞きましたら、ドラム缶詰めにして保管をいたします。そして、町の財政を何とかやりくりをいたしまして、この集じん器を改善をします、こういう内容でございました。  先ほどの河内議員さんと市長とのやりとりの中で確約書の問題がございましたが、私どもは平成2年4月1日から3年3月31日までは、これは確約書というものが交わされております。この確約書の後先の問題ですが、どちらが先かということも非常に聞きたかったのですが、私はお尋ねしました。「この確約書をどこで交わされましたか」、そうしましたら「敦賀市さんへ参りまして契約をいたしました」、「そうですか」、「じゃあ業者との約束事はどうするのですか」、「敦賀市さんの帰りに行って契約をしました」、このようにはっきりと答えております。議員が、私の外4名、5人が一緒でございますから、このようにはっきりと答えてくれております。  私は、この確約書は1日か2日どちらが早くてもいいと思います、これは。ただ、確約書を交わすことによって、そして確認をし合って、そしてごみが入ってくる。市長が強行にどうしても困る、随分敦賀にあっちからこっちから入っているから困ると言って、確約書も結ばない、あるいは1年前のことについて後で確認しますが、協定書という形であったかと思いますが、そういったものをやらない、とにかく敦賀市はごみでいっぱいで困るのですよということであれば、埼玉県の寄居町からはもう1年も早くごみは敦賀市に来なかったということを、ひしひしと私は感じ取ってきました。この辺をはっきり申し上げておきます。  そして、先ほどのやりとりの中の問題でございますが、協定書がなぜ確約書に変わっていったのか、その辺のことがちょっと理解しにくいのですが、できたら御説明をしていただきたいと思います。  そして、民生部長にお尋ねをいたしますが、私は6日の日に部長室へ参りまして、敦賀市と寄居町との確約書を見せてもらいました。平成2年3月27日から平成3年3月31日までの確約書でございます。そこで、もう1年前の確約書、協定書かもわかりませんが、それを見せてくださいと言ったのですが、何かお出しになるのが嫌そうでしたし、私はコピーをくださいよとお願いしているのですが、いまだにいただいておりません。8日の日の金曜日の、たしか委員会の終わった後でもお願いをしてありますが、いただいておりませんが、1年前のその内容は協定書か確約書かわかりませんが、いつ契約をされておるのか、またその内容は2年目の確約書の内容事項と一緒であるかどうかということを、部長にお尋ねをいたします。  次に、昭和町の地下水汚染問題についてお尋ねをしたいと思います。  この問題は、昭和町と名指しをさせていただいておりますが、私がこの問題を最初に聞きましたのは、去年の12月の中ごろでございます。ちょうど議会が始まっておりまして、一般質問も全部終わった後でございました。昭和町のある方から、こんな問題で困っております、こういうことです。その内容を短く、わかりやすく申し上げますと、昭和町の浅井戸のポンプが下水道工事によると思われる物質がまじって上がってきておる。あの辺は金けの多いところだそうでございますが、その中にまじって入ってきておる、そしてもう水が飲めないのだ、私が見せてもらったのは、ちょっと黄色味のかかっただいだい色の固まったものとか、水道の蛇口にそういったものがいっぱい固まっておるのです。そういったものを見せていただきまして、そのことを市の下水道課の方にお願いをしてある、そしてどうかひとつ私どもは心配で水が飲めない、ですから検査をしていただきたいということを再三申し上げておったようでございます。  ところがその人のおっしゃるのには、どうも市の対応が満足できない、私どもは自分の健康にかかわる問題である。したがって、きちんとした検査をしてほしいというのに、敦賀市さんの対応は、私に言うんですよ、保健所の検査だけで済まそうとしておる、これでは困るのだ、どうしてもそれ以上の検査をしてほしいのだ、もちろんそれ以上の検査をしようと思いますと敦賀市ではできません。県内では北陸衛生研究所を初めあと2社あるようでありますが、そういったところで検査をしなければならない。保健所の検査は濁度と大腸菌とか、大体15種類の検査をするようでありますが、その15種類ではなくて、水質汚濁防止法で定める26種類、これを全部きちんと検査をしてほしいのだ、こういうことでございます。  そして、2カ月間待っておるけれども、なかなかきちんと検査をしてもらえないのだ、こういうことでございましたので、私はそのことを下水道課へ出向きまして、どうなっているのでしょうかねということで申し上げました。そしたらすぐに昭和町のMさんという方なのですが、おっしゃるように、それではその水を保健所の検査ではなくて、福井の方に送って、武生にあるのでしょうかね、送って検査をいたします、こういうことになったのですが、いまだにそのMさんを初め数名の方、大体保健所の検査は5カ所か7カ所やったそうでございますが、どうしても安心して水が飲めない、こう言うんです。  それはどういうことかと申し上げますと、ちょうどあそこは今下水道工事が216mの範囲を飛島建設さんではなかろうかと思いますが、なさっております。敦賀市の下水道工事は地下道路下3m30cmから4m80cmの間を、大体昭和町ですと内径25cmほどの大きさのものを推進工法で布設していくわけでございますが、そのときに使われる滑材、ポリグラーという製品ですが、その中には53%がベントナイト、あるいは油性分、凝固剤等々入っておりますが、そういったものが上がってくるのだ、そしてそれはどうしても体に悪いということを、そのMさんという方は御自分が仕事の関係でしっかりと権威を持っていらっしゃるものですから、そう言うのです。  その辺の問題がありまして、ことしに至っておりますが、今ここで申し上げるのは、私は昭和町だけの問題ではないと思います。もちろん昭和町は地下水の動きというのでしょうか、いろんな動きが激しいというのでしょうか、いろんなことがあろうかと思うんですが、これはやっぱりいろいろと敦賀市が昭和町だけではなくて、いろいろ検査をする必要があるのではないかと思います。  昨年は、ロータリークラブさんが12カ所を検査をされまして大丈夫だ、こういう検査の結果もございますが、そんな中を踏まえまして、この昭和町の人はどうしてもだめだ、体に悪いのだということを言っております。そして、どうしても敦賀市さんが大々的な検査をしてくれないのなら、私は人の命、地球より重いこの命の問題であるから、私は県であれ国であれ、あるいはこの本会議場でも委員会でも、どこでも出ていってその証明をいたします、このように言います。とにかく敦賀市さんの今日までの検査では大丈夫だと言いますが、どうしてもしっかりとした検査をしてほしい、こういうことでございます。  後のことはまた再質問でお尋ねしたいと思いますが、このことにつきまして担当企業管理者の方からひとつしっかりとお答えを願いたいと思います。  地下水問題がありますから、さきの産廃の受け入れの問題と合わせまして、先ほども河内議員の御質問の中に出ておりましたが、敦賀市の水質保全環境条例のようなものを市長はつくる考えを持っておるのかどうか、これもお尋ねしておきたいと思います。ぜひひとつこれはつくるべきではないかという考えを私は持っております。  次に、火葬場の問題ですが、市長はどうも火葬場の問題になると不思議にあわてるように私は思います。矢部市長さんの時代にも、火葬場はどうしても必要だということで、随分方々を探しました。矢部市長さんは、関の集落の南側というのでしょうか、小浜線に踏切がつくってあるそうですが、その奥の方に計画をした経緯がございます。高木市長も、何回となくあちこちを探したと私は思います。しかしどうしても場所が見つからない、敦賀市民に恐らくアンケートを取ったらほとんどの方が一日も早い早期建設を望んでいると私は思います。  そんな中で、市長はどうしても見つからない、どこを話をしても反対があるということも一つの原因だったと思いますが、現在地の湯山に前の墓地を拡張してそこに建てるという計画を立てられましたが、私はこの問題をもう一度振り返って見ますと、矢部市長さんの約束がある曙町に対しまして、そうした反対があるということを知りながらやっぱり軽く考えておられたのではないかと思います。どうしても嫌だから、どうしても約束が違う、こういうことで頑張る理由は、市長は何回曙へこの話に通ったのかわかりませんが、やっぱり地元との話し合いの時間、回数、私は少なかったのではないかと思います。そんな中で、昔から一度あれば2度あるということがございますが、今市長は5月になったら場所を申し上げます、さきの質問の議員に対して答えておられますが、そういうことになりますと、もう市長はしっかりと建設を予定する近くの地域の皆さんと、あるいは関係者としっかり話ができてない限りそういったことを、この本会議場で発表することはどうかなと私は思います。  市長は、1月6日に、私ども本町1丁目の新年会に年賀のあいさつに来られました。その話の中で、市長はもう火葬場の場所は決まった、あすからかかりますよということを平気でおっしゃいました。私の横に河瀬議員、山根議員、隣に二宮議員さんがおられましたけれども、あの時分から決まっておったとすると、もう今ごろはきちんと話ができておるのかどうか。もしできてないということであれば、また曙の二の舞にならないということを私は心配をいたします。いわゆる迷惑施設でございますから、いろいろと議会にも相談をいただかなければならないことがあるはずでございます。  そんな中で、市民の多くは人生の最後の場所である火葬場を一日も早くつくってほしい、ひどいことを言う人は化け物屋敷と同じだ、寂しい上にもう一つ寂しくなるではないかという言葉を時々いただきます。どうかひとつこの辺のことを1月以降ずうっと市長は、あるいは去年の、もう曙につくらないということは6月に決まっているのですから、それ以後話を進めておられたのでしたら、きちんと場所が決まり、規模については墓地公園を含めて約20億円ということのお話がございましたが、その辺のところをお聞かせ願いたいと思います。  以上で終わります。   〔市長 高木孝一君登壇〕 20 ◯市長高木孝一君) 質問の冒頭に、12年間の議員生活を振り返って、いよいよこれが質問の最終になるだろう、極めて大きな功績を残されまして敦賀市議会をお去りになる沢崎議員に対しまして心から敬意を表し上げると同時に、また感慨無量なるものがあるのではないか、こういうふうに思っておる次第でございますが、しかしながらまだ大きな希望を抱かれまして敦賀市長に御出馬をなさるというのでございますから、いまひとつ大きく飛躍発展されることであろう、こういうふうにも思っておりますが、これからも十二分に御健康に御注意をしていただきたい、このように存ずる次第であります。  ごみの問題で幾つかの御質問がございましたけれども、総まとめで申し上げますと、このことを知った時期はいつか、こうですが、私は時期は覚えておりません。ごみが来たから私は知ったのです。ごみの来るまで私は全く知りません。その時期というのはいつかちょっと私は記憶がございませんので、御了承をいただきたい。  それから、ダイオキシンを持ってきておるというお言葉でしたけれども、まだダイオキシンそのものの測定はやっておらないのでございまして、あれも何しろ半年ぐらいかかるというようなことでございまして、はっきりしたところあのダイオキシンは燃焼するときに出るのですね、というふうに言われておりますね。私も無知ですから、技術的なことはわかりませんけれども、まあまあ持ってきておる、あるいはそうかなあとも思うし、あるいはないのかなあとも思うし、寄居町の助役がダイオキシンを持っていってますって言われたとするなら、これは全く私はどうかなあ、こう思っております。  私の御答弁を申し上げる前に、私は議長にお願いをしたかったのです。文教民生委員長の御発言をいただいてから、私はこの御答弁を申し上げたいというふうに存じますので、答弁の途中でございますけれども、お許しいただけますか。 21 ◯議長中瀬 実君) 暫時休憩をいたします。             午後0時10分休憩             午後1時16分開議 22 ◯議長中瀬 実君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 23 ◯市長高木孝一君) 沢崎議員の御質問にお答えを続けてまいります。  一向にその道が具体化してこないではないか、こういうことの御質問であったと思いますけれども、なかなかこれは問題が問題だけに難しい問題でございまして、若干時日を取っておることも事実でございますが、なお精力的にこの問題の解決に政治生命をかけて当たってまいりたい、このように存じておる次第でございます。  市民からの苦情もあるが、増設を認めるのか認めないのか、こういうことでございますが、もう認める認めないということは論外でございまして、それはもう何回か申し上げているとおりでございまして、よくその論外という意味を御了察をいただきたい、このように存ずる次第であります。  私は、みんなその気持ちではなかった、こんなことになってくるということは予期もしなかったということのために、私は当初に同意をされたということについて、私は同情もいたします。こんなことになるとは到底思いもよらなかった、こういうことでございまして、あるいは沢崎議員におかれましても、同意をなさるときにいろいろ御相談にあずかったのではなかろうか、こういうふうな気もしてならないのでございますが、これ以上私は申し上げませんけれども、そういうふうな気がしてならないのであります。  今後、沢崎議員も一緒になって、この問題解決のために懸命に努力をしていただきたいことをお願いをいたしておきます。  寄居町視察の点につきましては、もう私は申し上げようとは思いません。十分そのことは私も承知をいたしておりまして、またこの状況につきましては沢崎議員もよく御承知のことでございますので、今さら改めて私は申し上げようというふうなことは考えておりません。  昭和町の汚水の問題につきましては、企業管理者からお答えをさせます。  火葬場の問題につきましてはいつもあわてているが、こんなことでございますが、そしてその詰めを誤ったのではないか、こういうことでございますけれども、私は何回か申し上げておりますように、3年間も連続をして曙の区長さんを初め北地区の11の区長さんが、3カ年も連続をして私のところに湯山の火葬場を早く改修をしてほしいという陳情が出されてきたのであります。区を代表する意見としては、私は区長さんの御意見を尊重するのは建前論といたしましても、現実論といたしましても、これは当然のことであるというふうに私は考えていたのであります。ところが、区民の中から反対が出てきた、こういうことでございますので、私といたしましては全く遺憾に存じました。何回も申し上げましたけれども、こんなことが世の中にあるものかなということを感じたと何回も今日まで申し上げてきたのでございます。
     そして私は、あちこち探したであろうけれども、皆けられたということでございますけれども、どこもこの火葬場の問題について探したことはございません、陳情書が出てまいりましたから。今初めて聞いたのですけれども、関のどこかでということを前矢部市長さんがお取り組みになった、こんなことでございます。それも私は存じ上げておりません。ただ、私が市長に就任をいたしましたときに、越坂の区から前市長さんとここを火葬場にすることで内意を取りつけられております、こういうことでございました。早速私は、越坂へ行きました。ところがとてもとてもそれは山の急峻な、非常に起伏の激しい山でございまして、ここで火葬場をつくることは極めて困難であるというふうに思ったことだけはございます。しかしながら、あちこちと探したということは1回もないのでございまして、区長さん方々がそろって署名捺印をしました陳情書が今もありますけれども、3年間も続いて私のところにその陳情書が出されてきたことであります。そんなことでやろうと思ったところが、もうどうにもならない。きのうも申し上げましたけれども、墓場だけは強制執行することもできませんし、反対者が出れば先祖の墓地でございますので、その人の意見に従っていくより仕方がないというふうなことでございますけれども、ですから私は他にその土地を求めるということで段取りをいたしたような次第でございます。 24 ◯企業管理者藤本秀夫君) 昭和町の下水道工事の関連でお答えをいたします。  この工事につきまして、ただいま議員さんの方から下水道工事に起因すると思われる物質が入っている、心配で水が飲めない、こういうことでございますが、この件につきましては申し入れをしておられる方が、水の関係については相当な知識をお持ちの方だということでございますので、我々もそういったことを踏まえていろんな対応をさせていただいておるところであります。  その中で御質問のありました、この保健所の検査では満足できない、こういったことでございますけれども、当初はこの保健所の検査ということについて特段何も問題がないような話であったわけですけれども、途中から今おっしゃるような話が出てまいりましたので、既に保健所の検査項目だけでなしにいろいろと鉱物等の件も考えまして、厚生大臣の指定いたします北陸公衆衛生研究所の方へもいろんな検査を依頼をしております。  ただしかし、その中でいつも御本人がおっしゃるのは、その検査については我々が検査をしても、それは途中で検体をすりかえられるおそれがあるので、その点については信用ができない、こういうことをおっしゃるわけです。ですから、それではひとつ検査に立ち会っていただいて、場合によっては費用弁償もいたしますので、ひとつ御同行をお願いしたいということも申し上げたことがあります。ただしかし、それについては私は行かない、こういうことでございますので、そういった中で重ねて申し上げますけれども、いろいろと水の知識については豊富な方でございますのでいろいろお伺いをしながら、我々もできるだけのいろんなことについては対応をしていっております。決して接触を絶つとか、そういったことはしておりませんので、ひとつその点については御理解をいただきたい、こう考えます。よろしくお願いいたします。 25 ◯民生部長小島貞夫君) 1点につきましてお答えさせていただきます。  私の方への御質問であったかと思います。1年前と本年の内容がどうなっているのかという御質問であったかと思います。これは協定書が確約書、それから数量が変わっております。  以上でございます。 26 ◯31番(沢崎 貢君) 今ほど市長並びに企業管理者等から答弁をいただきましたが、5つの点について、市長はしっかり答えていただいておりませんが、もう山度お尋ねをします。  その1つは、市長が、そのごみはどうもこれはたくさんだな、確約書を交わす、以前は協定書を交わす、そういうものを市長名で交わしているわけですから、当然大体の数量は頭に入っていると思うんですが、それ以外にもどんどん入ってくるということが想像されるはずでございます。私の聞きたいのは、市長がいつごろちょっとこれは多過ぎるなというふうに感じたか、これをもっとはっきりやっぱりお聞きしたいです。  それから2つ目の、埼玉県の寄居町から運んだ焼却残渣、すなわち清掃センターの焼却場の中の集じん器で集めた灰を敦賀へ運んだのです。この灰の中にはダイオキシンが含んでおるのです。ですから、それを市長はもちろん知っておると思うんですが、その辺のことをもっとはっきりしてほしいです。そういったものは寄居町だけではありませんね、まだたくさんありますけれども、一応私どもの調査の相手先は埼玉県寄居町、こうなるのです。  それから3点目は、去年の11月ごろを境に大変敦賀市が大騒ぎになりました。それからきょうまで約5カ月間、市長は知事あるいは業者に対しまして何らかのやっぱり働きかけ、相談というのですか、何にもしないでおったのではないと思うんです。例えば、何かやっぱり相談をしていると思うんです。きのうまでの代表質問あるいは一般質問の内容からしますと、やっぱり責任の分担というものを許可をした知事にだけ全部おっかぶせようというのか、はっきり言い切るとおかしいのですが、私は同意をしただけで全く知らなかった、責任がないというふうに聞き取れます。  例えば、私はきのう初めて知ったのですが、6本の観測井戸を掘るのも、これは代表者会議、議員の皆さんからそうせよと言うからしたのだ、これも市長の考えではないのですね。もちろん市長が判断をし、決断をしたのですから、市長の考えには変わりはありませんが、そういうことをやったらというのは議会の方から言われてしたのだ、こういうことをきのうはっきりされましたが、そうしますと、市長は何も市長としてはこれに手を打っておらないです。その辺はどうも私はわかりません。  それから、こういった異常なほどにたくさんのものが運び込まれたということに対しまして、市長は敦賀市の最高責任者として市民の健康、命にかかわる問題だからほうっておけない、今まで使ったことのない政治生命をかけてという言葉を使われて、冒頭に置かれて解決すると言うのですが、そうであるならばこれを敦賀市の環境保全審議会に相談もされたとは思うんですが、ついでに言ってしまいますけれども、予想ではやっぱり同意をする前にそれぞれの市の環境保全審議会、あるいは議会に話ぐらいはするのではないかと思うんですが、その辺は別にしないからといって法を犯したわけでもなければ違反でありませんけれども、その辺のこともちょっとお聞きしたいです。  それからもう一点の、運び込まれたごみ、要は未処理灰を初めとしていろんな所からたくさん入っているのですが、この中に市長はきのう、たまたまこだわって悪いのですが、村上議員さんの最後の詰めの御質問の中で、ダイオキシン、水銀、そして重金属という言葉を使われましたが、入っていると思われるからひとつシートをかけて雨が入らないようにするとか、何かする必要があるのではないかということに対しまして、市長はうなずいておられたし、何にもおっしゃらなかった。そうなりますと、それらの物質が入っていることを市長は認めておるということになりますし、私が先ほどお尋ねしたのはそれ以外にどういうものが入っているということを市長自身が知っておるのか、あるいは知らなくても予想をしておるのか、その辺のことをちょっとお聞きしたいと思います。  それともう一つ、寄居町の件なのですが、先ほど市長は、休憩に入る前に委員長に答えてもらうというようなことを議長の方へ向かって言われたのですが、そうしますときょう何もおっしゃらないところを見ますと、先ほど私が申し上げた寄居町に行ってまいりました内容を御報告申し上げましたが、もう一度同じことを申し上げてもいいのですが、この内容を、市長が委員長からお聞きになったという内容はそのとおりだ、こういうことをお認めになったというのはそういうことですね。市長はきのうの答弁の中で、橋本委員長から詳しく聞いてますよ、こういうことであったと私ははっきり記憶しておりますが、その辺のところをもう一遍御答弁を願いたいと思います。  次に、昭和町の地下水の汚染問題なのですが、汚染と言い切るのは早いかと思うんですが、心配される件ですね。地下水問題なのですが、Mさん外四、五人の方の話を私は聞いてまいりました。そして、代表されるMさんの話では、私の言うことをどうしても信用してもらえないなら、議会にそういったことを説明する場所があれば、その人は知らんと言うのですよ、本会議場でも委員会でもどこでも出ていって説明をする、証明をする、こう言うのです。その方に証明する、そんなこと議会が求めるかどうかわかりませんが、資格とか、どうかは別問題として、それほどまでにおっしゃるのです。そして、その方ではないのですけれども、もう一人の方は小さい声で言うのですけれども、やっぱり市が下水道工事で地下水を汚したのだから、私のところは深井戸に掘り返さねばならない、浅井戸は大体15mから20mですから、ポンプの打ち込みのやり直しをしないといけないわけです。少しぐらいは市は面倒見てもらえないのか、こういうことも言います。  そして、くどいようですが、やっぱり地下水のことですから、いろんな地下水のメカニズムというのですか、いろんなはかり知れないものもございますが、やっぱりもっと安心できるというか、その26種類の検査を細かくやっていただいて、どうしてもそれを安心したい、こういうのです。企業管理者がお答えになりましたけれども、今の経過報告ですね、私も聞きましたけれども、それでは納得してないのです。ですから、いっときは去年の12月ですよ、もう市が聞いてくれないので、県でも国でもどこへでも出ていくのだという勢いでした。これは企業管理者は知っているはずです。その方はそう言ってます。企業管理者も聞いているはずです。私は、ああ、大変だな、地下水のことですから、これはほうっとけないなと感じました。  鯖江市の、去年の12月初めでしたか、トリクロロエチレン。もう生水はそのまま生で飲まないでおきましょう、もし飲むのなら煮沸して飲んでください。水のきれいな大野市、1年半前にはトリクロロエチレンが0.0013出まして大騒ぎして調べたら0.0065でしたかね。ですから、大騒ぎしてやっぱりこれはトリクロロエチレンならば腎臓と肝臓に悪いということで、やっぱり大騒ぎします。水のきれいなおいしいことで自慢の大野市が、本当に困ってしまったのです。私は敦賀市も地下水はやっぱりおいしくて、いつだったか聞いたことがありますが、水のおいしい条件が13か幾つかあって全部合格しておるという、これは自慢の敦賀市の地下水が、こういうことになってくることは非常に心配だと思います。  そこで、もう一つ聞いておきたいのは、最初下水道課の方へ苦情があって、一番最初相談をしてきて何か2カ月ほどほうったらかしたというのか、いうようなことを言っているのですが、そういうことはないのですね。これははっきりしておかないとよくないと思うんです。飲み水の問題ですから、これだけやっぱりはっきりしておきたいと思います。  それから、火葬場の問題ですが、市長は今の御答弁ですと、就任以来火葬場には余り努力しなかった、こういうことになりますね。今、おっしゃったところですから、はっきり念を押しますけれども、越坂から場所を、こういうところがあるということを言ってきて見にいった、こういうことがお話がありましたから後は言いませんけれども、そうなりますとあっちもこっちも探したのかと思ったら、お探しになっておらない、こういうことになりますね。市長も、就任当時は火葬場というのは余り手がけたくないのだと冗談で笑いながらおっしゃったこともございましたけれども、そういうふうに私は今お聞きしたのですが、間違いないかどうか念を押して一応再質問を終わります。 27 ◯市長高木孝一君) 同意をする前にということでございましたが、私は同意は何もしてないのです。もちろん対策委員会は開きましたけれども、同意をする前になぜこれを開かなかったかですね。私は何も同意をしてないのです。河川組合は協議をしたでしょう、これは。これの同意を与えるのに。沢崎さんの関係するところでは協議をしたでしょう。私は何も同意してないのです。河川組合は同意したのでしょう、最初。そのときはやっぱり沢崎さんは、これは来てもいいというふうなところの協議の中に入っておられると思うんですね、私は。それを私にですね、同意をする前に、私は何も同意してないのです、本当に。その辺私はもうわからない。河川組合があれを同意されたのですよ。あれをあそこでやるということ、これに対して同意を与えた河川組合で、それは沢崎さんこそがそのことの協議に入っておられるでしょう。その沢崎さんが、私に対して同意をする前になぜ協議をしなかったかって言われること自体が、沢崎さんもそこまでおっしゃるから、私は言いたくないし、そんなことは。もう我慢しておこう、こんなことは言うべきではないし言わないでおこうということで言わなかった。それをあえて沢崎さんの方から、市長はこれを同意する前になぜそうした審議会等を開いて協議しなかったか、こんなことを私に言われるから、やむなく私も言わざるを得んことになりましたね。河川組合が当初あそこにあれをつくることについての同意を与えておりますよ。私もその控えを持っておるのですよ、県庁から取って。驚きましたよ。その協議に入っている沢崎さんが、今度は市長に向かって同意をする前に審議会をなぜ開かなかったか、これはまことに私は腑に落ちない。シートをかけてないからこれを認めているのだとか、全くそれをまともに聞くことができないですね。ごめんなさいよ、本当に。そうおっしゃるから私も言わなければならない。  寄居町の問題は、私は文教民生委員長さんからも聞きましたよ。寄居町へ行ったときには、寄居町の当時の収入役、現在の助役になったそうですね、確約書があるから、ごみを持っていっているのではないですよということをはっきり言われたということも聞いておるのです。ごみを持ってくることそもそもがキンキクリーンセンターとのいわゆるあこへ持ち込むという契約書がなされて、それでごみを持っていってますよ、しかし敦賀市さんに御迷惑をかけて申しわけない。  私は、この間も松戸の市長と随分けんかしたのです。あなた敦賀市へ何を考えてごみを持ってきているか、あんたが市長なら私も市長だ、敦賀市は今ごみの問題で渦が巻いてますよ、一遍見に来なさいよ、そういう良心的な気持ちがあるならば、敦賀へ持ってくるごみはやっぱりもうやめてもらいたい。こんなことも私は言っておるのです。  先ほども申し上げましたように、確約書がなければごみを持ってこないと言うなら、今でも私はこの確約書を破棄したい。3月31日には、もうこの確約書は私は結びません。チェック機関がございませんけれども、チェックすることはできませんけれども、もう結びません。もっと別途の方法で、これを規制することをしていきたいというふうに思っております。そのときになって物の見事にごみが来なかったら大成功なのです。いわゆるこのごみをめぐるところの論理というものは、筋書きというものはそもそもそういうことで実はできておるのです。  しかし、私は河川組合さんを決して怒るものでもなければ、みんなこんなことは知らなかった、予測もしなかった、でもこういう事態になったということで、河川組合さんに対しましても私は、ああ、本当に知らなかったためにこんなことになって気の毒だなということも、私はまだ同情をいたしております。何も悪気があって、こんなことになろうと思って河川組合さんが同意を与えたのではないというふうに私は信じたい。ここへそのごみ処理場ができるという前に、沢崎さんは十分この協議の中にお入りになって、河川組合さんの態度を決定なさったと思うんです。決して私は悪いとは言いませんよ、これは。くれぐれも申し上げますけれども、こんな所々方々から、県外からごみが来るなんてなことは想像も及ばなかったのではなかろうかと思いますと本当に気の毒だなと思います。  しかし、かくなった以上、私は政治生命をかけてこの問題を解決をする、こういうふうに市民の皆さん方に申し上げておる次第でございます。  御指摘のように、時間はたちましたけれども、知事もあのように言っておりますし、根本的な問題としては、これは市長は何も知らないと言うのかということでございますが、基本的な問題は、これは県が解決する問題です、これは。何ら市長に通告もなく、連絡もなく、つくったのは知事なのです、福井県なのです。でも、なかなかそんなわけにもまいらないでしょう。したがって、今回は議会の要請もあったことだし、そうかといって私がするのが嫌なら御提案を申し上げないのです。予算を市会に御提案をしなければいいのですから。そうじゃない、議会の皆さん方もそうだったし、私もやっぱり市民に安心をしていただくためにそれぐらいのことはやっぱりやって、市民に安心をしていただこう、こういうことの意図目的のためにやっておることでございまして、私もそのとおりだ、おっしゃるとおりだ、共感を持ちまして、あの6本の井戸を今掘りつつあるわけであります。せめてもの、これは市民に対するところの安心していただくと同時に、万が一にも汚物が入ってきたとするならば、揚水場をかえなければならない。それぐらいのことは私は覚悟をいたしておりますけれども、今のところ何らそうしたものもないというふうなことでございます。それならその金はどうかというから、今後検討、解決をするときに、この3200万円の金なるものも敦賀市はここまでやったのだから、これもやっぱり県として持ってもらわなければいけませんよということぐらいは、私は言うつもりはしておるのです。  そんなことでございますので、お互いの沢崎さんは沢崎さん、私は私のやっぱり考え方もございましておっしゃられると思いますけれども、決して私は沢崎さんのお言葉を全面的に返そうとはいたしません。ようくおわかりになっていただいておりながら、そういうことをおっしゃっていただいておるのではないかなあというふうなことも、私は考えられる節があるわけであります。どうかひとつ今後お互いに協力し合いまして、沢崎さんの御協力もいただきまして、あの問題を完全解決をいたそうではありませんか。 28 ◯民生部長小島貞夫君) 先ほどの御質問の中に、有害物が多く入っているものをというような御質問があったかと思います。したがいまして、この処分場につきましては、これは法に基づきますところの埋立処分に関する判定基準というのがございます。この判定基準以下のものでないと埋め立てができないということになっております。したがいまして、無害なものといいますと、判定基準以下のものが無害というように考えております。  以上でございます。 29 ◯企業管理者藤本秀夫君) 昭和地区の下水道事業の件でございますけれども、初めにこの当該工事につきましては、国の補助事業でございまして、国の事前に使用材料を含む設計審査をパスしております。こういった中で仕事を進めていったところでございまして、この点につきましてもひとつ御理解をいただきたいと考えます。  それと、市が何も見てくれない、こういうお言葉があったということでございますけれども、議員さんも御承知のように、実は12月議会の最終日のたしか前日だったと思うんですけれども、いろいろとそういうお話がありまして、それまで10月の終わりから宮原さんのところへ行っていろいろと話を聞きまして、また我々の考えも申し述べております。そういった中で、保健所の検査ではだめだ、こういったこともございまして、またそのことにつきましては議員さんもお聞きだったと思います。それではどういう方法があるのかという中で、水道法に言う26項目の検査、こういう話が出てまいりましたので、我々もそれにつきましてはいたしますということを議員さんにも申し上げたと思います。先方さんにも、そのことについてはやらないというようなことは一言も申し上げておりません。何回も申し上げますけれども、よく水のことについては研究をなさっておられる方でございますので、そういったことでのいろんな理論的な対応については十分やらしていただいておるつもりでございます。  それと、2カ月間ほうっておいたということでございますけれども、そのほうっておいたということはどういうことを指しておられるのか、我々はその段階でいろいろと検査の仕方だとか、いろんな薬物の内容だとか、そういったことにつきましてはお伺いもし、またこっちの考えもずうっと伝えておりますので、2カ月間ほうっておいたという言葉は当たらないのではないかな、こういうふうに考えます。  それと同時に、当該氏宅だけでなしに、その周辺の家庭につきましても同じような水の層の状態であるということからお願いをしまして、いろんな検体を提供をしてもらって、いろんな対応もさせていただいたということでございます。よろしくお願いいたします。 30 ◯31番(沢崎 貢君) 再々質問をいたします。  市長は、今、同意書の点が1つと、河川組合の云々もおっしゃいましたから、その点についてはっきり申し上げますが、そうしますと市長は樫曲の区が同意をしたということをよくおっしゃいましたし、河川組合も同意をした、敦賀市は一切同意なるものをしてない、これはいつも市長がおっしゃる書いたものがあるとかないとか、市長が相談に乗って、相談というのは何にも知らないのですか、市長の言葉の中できょうまで私どもは、私は知事が許可したのであって私は同意だけ、全く知らないとか、責任がない。同意ということを言ったと思いますがね、きょうまで。まあまあ同意をしてないと言うなら。それは市民は、やっぱり市民の最高の責任者の市長が知らないというのは納得がいかないと思いますよ。しかし、同意をしてないのだ、知らないのだと頑張られるのですから、そうなりますとね。  それと、同意の問題で、河川組合が同意をしているのではないか、私も河川組合の理事をしているのではないかということだと思うんですが、河川組合は市長も御存じのように、県の河川である川を知事からお借りをしまして管理をさせてもらっているのです。もちろんアユの放流だとか、アマゴの放流等もやっておりますが、それをお借りしている川の近くでそういう施設をつくるということですから、当然県の意見も聞きますよ、組合として。私が聞いているのでは、組合長 木村秀吉さんですが、説明によりますと、敦賀市の環境衛生課にもよく相談をしてある、こう言うんです。それを私どもは認めたのです。  しかも、市長がさっきいみじくもおっしゃいましたが、当時は堤防の不法投棄だとか、樫曲地区はやっぱりたくさん電気洗濯機だとかいろんなものが山合いに捨ててある、そういうものがなくなるのかという、そういう前向きの意味もありました、確かにね。私が申し上げているのは同意をしたからどうこうではないのです、市長。どんどんどんどんごみが増えてきて市民が大騒ぎをしてきた、市会議員も一体何をしておった、私にそう言うのですから、私だけではないと思うんです。そんなこと言われている議員諸公の皆さんの中には。市長さんは言われているのかどうかわかりませんが、私どもには言ってますよ。市長さんも市長さんだけど、市会議員は一体何をしているのだと言われるのです。市長は何も知らないことだとおっしゃるでしょう。私どももそんなにたくさんのものは、場所がインターへおりてからすぐだから目につかなかったのですが、そんなにたくさんの車が毎日どんどん入ってきて、ごみをおろしていくと思わなかったです、知らなかったですよ。  ですから、私はいつもそういったことを言われる市民の皆さんには、ああ、済みませんね、皆さんより後に気がついて申しわけないというふうに申し上げています。幾ら口答えしても、説明してもわかっていただけません。市民の声の中には、一番大きいのは、何か安心をさせてほしい、もう一回よくちょっと積みかえるとか、あるいは冷やかす人はこんなことを言うのですよ、冷やかしは後にしますわ。私も1万円出しますから、1世帯1万円と言わない、私も1万円出しますから、みんなお金を出してでも安心のするようにごみを置きかえるとか、解決してほしいという人がたくさんいますよ。冷やかす人はこう言うのです。敦賀市はそんなにたくさんのごみを受けないといけないほど貧乏したのですかって冷やかす人もおるのです。あるいは、1台幾らぐらい敦賀市にお金が落ちるんですかって、それも冷やかしだと私は思います。  あるいは、あなたは議員としてその問題をどう考えるかと言いますが、私は先ほど申し上げたように、やっぱり安心のできる方法を市長は政治生命をかけて考えると言っている、3月議会もありますし、きっと市長は市民の期待にこたえて何か案を出すでしょうということを私は申し上げてきたつもりです。そして、あんたならどうすると必ず言われるのです。私は私なりに責任の持てる範囲で申し上げてきましたけれども。そして、中にはこんなことを言うのですよ、それはやっぱり業者の人にお金を応分に負担をしてもらわなければいけないのではないか、私どもの税金を余り使ってほしくないですよ、こういう人がやっぱり多いです。  そんな中で、市長はとにかく全く知らないということで、同意もしてないしということで頑張られるのですが、私は市長さんが最後までというのは、3月議会は最後でございますから、最後までそうおっしゃるのはそれでいいでしょう、私は市長がそのように言っているということを申し上げられると思うんです。  それから、先ほどの最初の質問で申し上げたこの条例ですね、水質の保全環境条例だとか、こういったものを市長さんはつくる気があるのかお答えをしていただいておりませんので、これもひとつお答え願いたい。  そして5カ月間、11月からきょうまでやっぱり何か考えたと思うんですよ。火葬場はまだ地元と話は済んでないと私は思うんです、地元というか関係者との。でも発表なさる。ですから、ごみの問題もこれぐらいのことは考えておるのだ、こういう案もあるのだ、せめて案の1つぐらいは、これは市長は明らかにしていただかないと、市民はやっぱり心配で心配で大変ですよ、これ。その辺をひとつお願いをしたいと思います。  それから、部長にお聞きしますが、寄居町との1年前の協定書の日付をお願いします。協定書というだけで、中身は確約書とどの辺が違うのか、それもひとつコピーをくださればいいですよ。私が、何回くださいと言ってもくださらないのですから。委員会でもくださらないし、お願いしたけれども。部長室へ行ってお願いしてもくださらないのですから、コピーくださればいいですよ。今、そこで違いをおっしゃってくださればいいですけれども。  それから、昭和町の地下水問題で管理者の言われた2カ月の間何もしなかった、この件ですが、これはこういうのですよ。保健所の検査では最初からだめだ、こういうのです。その方は管理者が認めるように、水質に相当資格を少し持っているみたいです、会社の方は。ですから、保健所の検査はだめなのだ、飲み水のことだから早急にやってほしいのだ、そんなもの保健所ではだめなのだと言うのに、保健所の検査で3回ほどした、こういうのです。違うんですか、違うなら違うとはっきりおっしゃってください。  そういうことで管理者の答えられるように、今後もMさん以下皆さん方にやっぱりきちっと話し合いに応ずる、そしてまた納得させていただくということであれば、この本会議場でお答えになっているのですから、私は信頼します。  以上です。 31 ◯市長高木孝一君) 市民の皆さん方は、市長は知らなかったはずがない、こういうふうにおっしゃるということですね。これはやむを得ないと思う。やむを得ないというか、私は是認しているのではないですよ、これは。是認は決してしてませんよ。先ほども言ったように福井県庁の職員が敦賀市へ通告をしたとか、樫曲の皆さん方が通告をしてきたとか、河川組合のだれかが私にこんなことがあるのでというようなことを知らしてくれたとか、こういうことなら、私はそういうふうなことを言われる方の前で市長の辞表を出しますとまで言っているのですよ、36団体の皆さん方の前でも。いないでしょう、県庁からも私の方へ連絡をしたという者、河川組合の組合員の皆さん方で私に通告をしたという者もいないでしょう。樫曲のだれかが1人でも私にこんなことがあるが、知らしてくれた人がいないでしょう。おったら私は辞表を出しますよ、本当に。   〔31番沢崎 貢君「東京から手紙が来て    いるんですよ」と呼ぶ〕 32 ◯市長高木孝一君)(続) どこからですか。   〔31番沢崎 貢君「東京在住の方から」    と呼ぶ〕 33 ◯市長高木孝一君)(続) こんなものをやるからというて。   〔31番沢崎 貢君「いやいや、市長さん    ごみをお願いします」と呼ぶ〕 34 ◯市長高木孝一君)(続) それは、敦賀のごみがやかましくなってから、東京におる私としても心配でならないという手紙が参っておるのです。それ以前の問題。  先ほども沢崎議員は、同意する前になぜ審議会を開かなかったか、こう言われたね。私は同意をしておらないし、あるいはまた今のお言葉は、審議会がこれを了としたから、河川組合はこれを同意したのだ、こういうふうに今おっしゃった。というふうに私は聞いたのです。   〔31番沢崎 貢君「言いません」と呼ぶ〕 35 ◯市長高木孝一君)(続) そうですか、言わなかったら訂正をいたします。  だから、私は知っているのだ知っているのだ、何回も沢崎議員から私を指して言われますから、私は、沢崎議員は河川漁業組合の幹部なのですね、幹部。単なる理事ではございません。当然、同意する前にこの話があったことというふうに、私は理解をいたしております。この話の協議をしたこと、なぜそのときに市会議員であるところの沢崎議員は、こんなものは困る、そこで歯どめをしていただきたかったと私は思う、本当に。それもしてもらわずにして、全く知らなかった私に対して、知っておったはずだ知っておったはずだ。ちょっと私は、そのお言葉をちょうだいするわけにはまいりません。あなたこそが知っていたのですよ、あれが来るということを。同意されたのですよ。そのあなたが世間に対して、市長の責任だ、市長が知っておったのだって。私も知っておった、なぜその責任をはっきりしませんか。市会議員の沢崎議員ですよ。何回も何回も蒸し返し蒸し返しあなたがおっしゃるから、私もあえてもう言わなければならない。こんなことはもう私は言いたくないと思って随分我慢をしておりました、これは。でもここまで来ると、はっきり申し上げなければもうわかっていただけないのですね。  やむなく私は申し上げましたがです、そのときの沢崎議員のお気持ちは、まさか東京や千葉からごみが来るなんてなことは想像の域でなかったということを思いますと、気の毒でしたなと今申し上げておるのです。その辺で御理解くださいよ。  敦賀市にどれだけの金が落ちるか、人は言う。そこで説得してくださいよ。敦賀市には1円の金も落ちませんよ。そんなもの敦賀市の収入を見込んでやるとか、それも論外ですよ。覚書きだってこれは、3月はもう破棄しますわ。破棄したらごみが来ないか見ておってください。そんな権威のあるものではない、歯どめをかける、持ってくるごみに対する規制をするわけで、あれを取り交わしたわけなのでございますので。もうこれ以上私も申し上げませんけれども、よくその点を御理解をいただきたいものだということでお願いを申し上げる次第でございます。  いずれにいたしましても、知事もおっしゃるように、住民の理解していただくような方法でということを言ってますから、必ず。どうするのだ、1つぐらい案を出してもいいのではないか、これですね。完全に解決いたします、これは。という私は心組みで今取り組んでおる次第であります。どうかひとつ御協力のほどをお願いを申し上げます。 36 ◯民生部長小島貞夫君) 寄居町との確約の日にちでございます。当初は、平成元年10月26日でございます。平成2年につきましては3月30日でございます。  それからもう一点、内容は何が変わったのかというような御質問であったかと思いますが、先ほど申し上げましたとおり数量でございます。当初は100t、平成2年50t。  当初は協定書でございます。平成2年は確約書でございます。  以上でございます。 37 ◯企業管理者藤本秀夫君) 下水道の工事の件でございますけれども、我々も気遣われる、予想される検査については全部やっております。その結果、水質につきましても問題がありません。鉱油につきましても、それらしい含まれておるという結果は何も出ておりません。そういったことで、我々もできることは全部やらせていただいております。  そういった中で、検査の結果も気遣われるものが何も出ていないといった中で、たとえ井戸1本でもそれをかわりに掘ってくれと言われても、我々はその補償には応じることはできません。ただ、こういった中で、我々もこれからどんどんと下水道工事につきましては、拡張推進をしていきたいと考えておりますので、もう少し我々もそういったことで御理解をいただきたいなということを考えております。よろしくお願いいたします。 38 ◯議長中瀬 実君) 次に、安居喜義君。   〔13番 安居喜義君登壇〕 39 ◯13番(安居喜義君) 民社党の安居喜義でございます。先日来、多くの議員の方々から代表質問並びに一般質問で取り上げられておられます点は割愛させていただきたいと思いますが、重複する点はお許しをいただきまして、発言通告に基づいて端的に質問をしてまいります。  まず、平成3年度予算の総括といたしまして、本年は県知事、市長の改選を目前にしての予算であり、予算編成は義務的経費を中心とした最少限の、いわゆる骨格予算となっております。しかし、昨年3月には第4次敦賀市総合計画を策定し、平成12年までの10カ年の基本計画に従って実施計画への年次計画を定めていかなければならない年であります。  また、財源については、地方財政法第3条第2項では、地方公共団体ではあらゆる資料に基づいて正確にその財源を捕捉し、かつ経済の現実に即応してその収入を算定し、これを予算に計上しなければならないと財源の的確な見通し、収入の資料の正確性をうたっております。このことから、本年度の財源をどのように予測しているのか、また保留財源はどのぐらいになるのかお尋ねをいたします。  また、現在の本市の財政は指数的に見れば余裕ある健全な財政だと思うわけですが、予算外義務負担とも言われます債務負担行為額は昭和63年度から元年度にかけ大幅に増え、平成元年度決算では24億3043万円となっております。  また、地方債の平成元年末現在高は130億5579万円でありまして、あわせて考えますと平成2年度末の予測及び将来の財政硬直化をもたらさないためにも、財政上どのような考えであるのかお聞きをいたしておきます。  そこで、1項の1)でございますが、行財政改革の今後の取り組みについてお聞きをします。  行財政改革は、常に改革する意識をもって推進していくべきものだと思います。そういった観点から義務的経費に着目をしてみますが、歳出予算構成では性質別に分けて見ることができないのですが、平成元年度決算等から予測をしていってどうなるのかお聞きをいたします。  まず、経常的経費と投資的経費の比較を見てまいりますと、平成元年度決算での総額に対する比率は経常的経費60.4%に対し投資的経費30.9%であり、おおむね良好かと思いますが、義務的経費と投資的経費の構成比率は義務的経費35%、投資的経費30.9%であります。この状況から考えますと、歳出についての行革は扶助費と公債費の軽減は困難であろうと思います。そういたしますと、人件費を節減する以外にないと思いますが、どうでしょうか。  もう少し比較するのに経常一般財源の伸びと人件費の伸びを比較してみますと、経常一般財源の対前年比伸びマイナス0.4%で、人件費のそれは5.8%であります。経常収支比率では56.2%ではありますが、人件費の伸びが大きいわけでありますから、大いに注意を要することと思います。新年度予算では人件費、取りわけ市長、助役、部長級を含めて退職者増、また昨年期末勤勉手当及び加算導入の改正により増えることとなりますので、経常収支比率の平成2年、できれば平成3年の予測はどうかお尋ねをします。  続いて、人件費と関連します職員定数についてお聞きいたします。  現在、定数条例によりますと、平成2年4月1日施行より一般行政職、病院を含め全体で1181人であります。  一方、平成3年度予算人員は一般会計分昨年比プラス5人の707人、病院280人、その他合計で1058人となりまして、定数条例との差123人にもなります。現状人員で職務遂行上大きく問題が生じていないわけでありますので、まず減数について条例改正しておくべきであると考えます。また、定数の基準の考え方や適性人員数とはどういうことか所見をお聞きをいたします。  昨年来、新しい施設が完成してまいりました。これによりプラザ萬象でプラス4人、運動公園プラス4人、臨時プラス2人となっております。私は、施設の必要性やそれらの計画については賛意を持っておりますので、その論議は外し、必要人員について今後新体育館、新清掃センター、図書館等を含めて省力化投資、自動化、システム化、吸収統廃合、委託やまた半面専任職員の増強も必要となります。どのように対処していこうとしているのかお聞きをいたします。  2点目の、保育園の保育時間延長、夜間保育についてでありますが、現在の日本社会は女性の能力が十分生かされているとは言えません。雇用の場における平等、働き続けるための環境、男女賃金格差の是正、男女平等意識の徹底、介護等の負担の軽減など女性が多様な生き方を選択することを阻害している種々の条件を改めなければ、その能力は眠ったままとなり、これから将来大きな危機となると思います。そういった観点から、働く女性のための政策を推進していかなければならないと思います。働く女性は増え続け、有配偶者の雇用労働化、パートタイマーなど就業形態の多様化が進んでいますが、そうした中でこれから将来特別保育対策を大幅に拡充し、保育所の整備、保母の増員等を図りつつ、まず保育時間の延長も制度的に打ち出して積極的に社会構造の変化に合わせた施策が必要だと思いますが、所見を伺います。  そして、現在の保育時間延長の実態についてお示し願いたいと思いますし、出生数から見て今後の保育施設の展望についての考え方をお聞きしておきたいと思います。  このような施策を充実していくことは、労働力の確保、地域産業の活性化に大きくつながるものと思います。市長提案理由の説明にありましたように、環境の変化を十分認識の上、保育機能の充実のため施設の適正な配備等需要に応じた整備を進めてまいることといたしておりますとのお言葉に期待を申し上げたいと思います。  次に、3点目、ごみ問題であります。  まず、1)廃棄物処分場についてでありますが、まず市長の提案理由説明の中で、県当局と抜本的解決に向けて協議を重ねているとのことでありますが、今議会にその対応が示されることと期待をいたしておりましたが、進捗がありません。市長の真意をどのように解釈したらいいのか、いつごろその完全解決のための対策が示されるのか伺いたいものでありましたが、先ほどの答弁にもありましたので、それに期待をいたします。  ところで現在、本市と民間産廃処分場との間に昭和63年4月1日に提携している公害防止対策に関する協定書について確認していきますが、この協定はまず1)公害防止に万全を期するためのものである。2)埋め立てを行う廃棄物の種類は産業活動によって生ずる産業廃棄物と一般廃棄物であり、この一般廃棄物とは本市が他市町村と締結している一般廃棄物の処分に関する確約書に掲げる廃棄物であるとのことであります。今、市民が批判し、心配、不安を抱いている状況は、正規の産業廃棄物処分場そのものと一般廃棄物の他県から多量搬入し、埋め立て処分している事実とのことをごっちゃにさせていることが多いようであります。  また、我々が論議している中にも混線をして、管理型産廃処分場の存廃を含めて一括論議をしている状況も見受けられますので、まずこのことを整理しておくべきであります。  公衆衛生安全上の立場からいずれも含まれますので、緊急に観測井戸の設置を取ってきているわけですが、敦賀市の自治体としての権能というか、関知すべきことは一般廃棄物にしか含まれないのではないかと考えます。正規の産廃処分場そのものまで拡大して論議することは県当局の権能であります。本市は、公害防止協定に基づいてしかっと整理していくべきことであろうと思います。したがって、もうすぐ協定している容積の埋立地が満杯になることを予期して、協定書の範囲内でも次のことを確認したいと思います。  1)協定は双方の信義誠実の原則によって、第8条第1項に、乙は埋立地を新増設又は閉鎖するときはあらかじめその計画書を甲に提出しなければならないとあります。この件に関し、現段階でそれらの事実があったのかお聞きしておきます。  2項には、甲は、これは市長の許認可権限がないことによることと思いますが、前項の計画について所要の指示をすることができるものとし、云々としてありますが、この解釈はどのようなものかお聞きをいたします。  また、たとえ一般廃棄物の搬入処分はなくなったとしても、産廃のそれは継続されることと思いますし、またこれらのごみ問題については全市民に事実関係を踏まえ、わかりやすく市長の考え方を発表すべきものと考えます。この辺もあわせて所見をお尋ねしておきます。  次に、一般廃棄物の他の36自治体からの搬入量実績がどのように推移してきたのかお示し願いたいと思います。  また、有効期限後の新年度からの確約しようとする協議数量についてはどのようにしていこうかということをお聞きをいたそうと思っておりましたが、市長はただいま確約書はもう結ばない、別の方法で歯どめをするというふうに申されておりますが、そういたしますと公害防止協定書から見てどういうふうにしていくのかお聞きしたいと思います。  一方、産業廃棄物において市域全体で不法投棄されている事実はないのか、環境パトロール及びその状況はどうかお聞きしておきます。
     また、産廃の中間処理場からの煙、臭気が市民の方々から指摘をされることがあります。このような施設についてどのように行政指導しているのかあわせてお尋ねをいたします。  2)資源奨励事業についてでありますが、ごみ問題対策の基本は資源を大量に消費し、ごみを大量に発生させる我が国の生活消費スタイルを改めさせ、省資源、適正な廃棄物処理、そしてリサイクル体制の確立をさせることであると思います。  昨年より資源回収奨励金を交付し、ごみの減量化を進められているところでありますが、まずその回収量、種類の実態、実績についてお聞きいたします。  この事業を拡大し、進めていこうとする中で、それぞれの団体が苦慮しておられるのは回収業者との折衝、段取りや受け取り可否の問題やストックヤードの問題であろうと思います。新しくできる清掃センターを契機に、合理的にリサイクル体制の確立と能率よく回収作業ができるように、例えば新清掃センター周辺にストックヤードを設け、各団体からはそこへ搬入する、その後の進め方は行政で業者との関係などを進めながらサービスをするとか、資源減容化設備を利用させるとかいうふうに考えるわけですが、この点について所見を伺います。  3)分別収集とごみステーションについてであります。  新清掃センター稼動を契機に4分別から5分別収集に向けて市民意識の啓発に努められておられることと思います。このこととあわせて、ごみを家庭から出す段階から集積場、収集運搬、分別、焼却処分などの全体系を通じてどのように改善されようとしているのかお尋ねしたいわけです。  分別収集のやり方など市民に終始徹底しようとすればするほど事前に十分な時間を持って市民に啓発しなければなりませんし、市民からの要望、改善に対しても対処していく必要があろうと思います。これらの中で古くて新しい問題の第1はごみステーションにまつわる問題点であります。市民のモラルにゆだねるところは多いというものの生活環境を美化、改善していく上でも、また毎日の身近なことでもあり、この際行政としても大きく力を入れるべきであろうと考えます。  例えば、改善等をモデル的に考えてみると、まずごみステーション設置場所を官地あるいは民地を借り上げ場所を指定し、分別収集に応じた回収容器の入るストックヤードを設け、付近に水洗排出設備を設置しておき、地区の関係者等で管理を願うというふうに最低限すべきと思います。  また、これとあわせてごみの資源化、減容化推進のモデル地区を指定し進めていく、これらを早急に計画的に進めるべきであります。このことに関し所見と、また計画の具体化があればお示し願いたいと思います。  以上、質問を終わります。   〔市長 高木孝一君登壇〕 40 ◯市長高木孝一君) 安居議員のただいまの御質問でございますけれども、全く当を得たところの、それぞれの御質問であったことでございまして、よく研究をし、よく考えていただいておることでございまして、まずもって私は敬意を表したいというふうに存じます。  そこで財政の問題、平成3年度の予算案等をめぐりましての、今後の財政の問題でございます。これにつきましては、担当の部長からお答えをさせます。  定数条例1181人に対して1058人、こういうことでございますけれども、私といたしましては、御承知のように12年前に就任をいたしましたときからぐんぐんぐんぐんと人員の削減を実はやってきたのであります。当時、採用予定の臨時職員も100人を上回っておった。大変なことになっておったのでございまして、極力これは採用しないということで、不採用方針を何年か続けて努力をしてきたものでございますが、余り採用しないというのも、これはやっぱり断層ができるしというふうなそれぞれの皆さん方の御意見もありまして、1年に、あるいは3人だとか、あるいは一般職は1人も採用しないとかいうふうなことの策をとってきたような次第でもございますが、当時百何十人か職員を減らしましたけれども、大変努力いたしました。  こんなこともあってか、ここに定数と実員とは128人も開いておる、こういうことでございまして、ちょっと不合理なような考え方でもございますが、当時からおりましたように今もなお日雇い臨職等で賄っている部門も若干ございまして、まあこうしたとになっておるわけでございますが、極力実情に即したような定員というふうに考え直さなければならないのかなあというふうなことも、今も感じながら承っていたところでございます。本当に今考えてみますると、この12年間に施設も随分できまして、そこへ増員をしてきたのでございますけれども、なおかつ定数よりはこれだけ開きがある、こういうことでございまして、超過しているということは許されませんが、減っているのでございますから、まあまあお許しをいただきたいが、数字だけを見ますと、ちょっとずさんだなというふうなこともお考えではないかというふうに思いますが、ただいまの御意見をよく吟味をいたしまして、できることなら改善もしてまいりたいというふうに存じます。  保育園の問題でございますが、保育時間の問題とかいろいろ将来を展望した問題等でございましたが、これも担当部長からお答えをさせます。  さらに、ごみの問題でございますが、この廃棄物の問題、いわゆる産業廃棄物と一般廃棄物との区別でございますが、なるほどそのとおりでございますが、先ほどから申し上げておりますように、これとてやっぱり市長といたしましては許可権はございません。ございませんが、これをよく分別をしながら考えていく必要がある、こういうことでもございまして、十分これからもかかるものなら極力歯どめをしてまいらなければならないというふうに思ってもおるような次第でございます。今の私といたしましては、閉鎖をすることが一番望ましい、こういうふうに実は思っておるような次第でもございます。  なおまた、資源回収の面等につきましては、分別収集その他の指導を十分やっていきたいというふうに思っておりますが、一向になかなか要を得ませんといいますか、専門的な分野にもわたりますので、それぞれの部長からお答えをさせてまいります。 41 ◯総務部長坂本直夫君) 財政についての御質問のまず第1点、本年度の留保財源は幾らになるのかというような御質問でございますが、一般財源ベースで今後市税の調定増、また地方譲与税、利子割交付金、特別交付税、また核燃料税交付金、また平成2年度からの繰越金。それから今、国の方で審議がなされておりますが、電源三法交付金の交付単価が今600円から750円ということでの上がるようなことに検討なされておりますが、そうしたものが今度一般財源と振り替わることになりますので、現時点では約17億円前後かなということで私たちは考えております。  2点目の、債務負担行為が多くなっているがという御質問でございますが、これは運動公園の用地の拡張、さらには市道運動公園線の用地の取得ということでの、それの経費が入っております。しかもこれにつきましては、今後国の補助をもらって買い戻しとかしていくことになっておりますので、心配は要らないと考えております。他市と比べても多いことはございません。  それから、3点目の起債の問題でございます。これにつきましても既に御存じのように昭和62年度末の136億2191万9000円、これは62年度末の現在高でございますが、これを頂点といたしまして年々低下をしております。平成2年度では、今もございましたように、127億8286万1000円となります。また、公債比率も59年度の16.5%から平成2年度は10.3%に低下をいたしております。標準財政規模に対する地方債残高で見ますと、大体全国655の市があるわけでございますが、大体120から130位の間に入っておりまして、少ない方ということになっております。そうしたことで起債においても心配は要らないと考えております。  人件費でございますが、人員の減につきましては今市長の方から御答弁があったわけでございますが、人件費そのものも昭和54年度から平成元年度までの10カ年の平均伸び率を見ますと3.9%でございます。これも他市と比べて低い方の部類に入っております。  それから、経常収支比率、公債比率の見込みでございますが、平成3年度で経常収支比率では62.8%、公債比率では10.7%と大体そういう程度になるのではないかと見込んでおります。  以上、よろしくお願いをいたします。 42 ◯福祉部長(河端 滿君) ただいまの保育園の問題につきましてお答えしたいと思います。  保育時間の実態はどうかということでございますけれども、現在の敦賀市の保育園といたしましては、児童福祉法によりますところの最低基準というのがございまして、それには原則8時間となっておるわけでございます。ただ、敦賀市の場合には早朝各保育園の保護者等の職業、または地域の実態をにらみ合わせまして、朝7時30分から夕方6時までの間で時間差を設けまして出勤の体制を組んでいるところでございます。  それから、夜間保育の問題でございますけれども、全国的に56年ごろからやっておられることを聞いておるわけでございますけれども、数はごくわずかでございまして、その実態といたしまして大都市で実施されておるところの聞くところによりますと、児童の生活のリズムの変化とか、また心身の発達等の問題がございまして、余り進んでいないような状況を聞いておるわけでございます。こういうふうな状況から夜間保育の問題につきましては、十分これから研究していかなければならないということを考えております。  それから、未就学児の推移と申しますか、敦賀市の実態でございますけれども、昭和60年から平成5年までの間の数字を見てみますと、昭和60年で5421名でございますが、それ以降61年5272名、大体平成5年では5175名ということで若干は減っておりますが、そう極端に減るというような状況ではございません。  以上でございます。 43 ◯民生部長小島貞夫君) 何点かの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。  廃棄物処分場の件でございますが、増設の場合、甲に事前承認云々ということの御質問ではなかったかと思います。これはまだございません。  それから、公害防止協定の8条第2項の所要の指示というのはどういうことを指しておられるのかという御質問でなかったかと思います。それにつきましては調査項目を追加するとか、分析回数を追加するとかそういったとを指しております。  それから、先ほど市長が確約をしないといった場合に、この公害防止協定はどうなるのかという御質問であったかと思います。公害防止協定に、ここに掲げておりますところの廃棄物の種類でございますが、これが県の届け出の種類となるというように解釈いたしております。  それから、搬入される量の状況はどうかということでございましたかと思います。1月が23.12%、2月につきましては30%の減ということでございます。  それから、産業廃棄物施設の不法投棄のパトロールはどういうことかという御質問でなかったかと思います。これにつきましては、再三再四市民の方からこういった苦情もあるわけでございますが、私どもは広報なり、また清掃パトロール、また環境パトロール等でこれらの対応をいたしておるわけでございますが、さらに住民の方からの御要望をいただきながら看板の設置等をもちまして不法投棄の啓発に対処しているところでございます。  それから、資源回収の実績がどうかという御質問であったかと思います。御案内のとおり7月から12月までの実績が出ております。したがいまして、これでは78団体の方々の御協力をいただきまして、回収量は443tでございます。今後につきましても、市長当初予算の提案理由説明で申し上げておりますとおり、平成3年度は500万円をお願いいたしまして、1000tを計画いたしておるところでございます。  それから、資源回収に伴いますところのいろんな各団体の方から日曜日等の関係があろうかと思いますが、今後資源回収業者につきましては十分住民の方への対応をしていただくように指導してまいりたいと思います。  それから、そのストックヤードを清掃センターに何とかならないのかというような御質問であったかと思いますが、これにつきましては清掃センターの現在のところでは適地というものもございませんので、今後十分これらの対応を検討してまいりたい、かように考えておるところでございます。  それから、分別収集とごみステーションの関係でございますが、このステーションにつきましても御案内のとおり、全国におきましてもステーションの問題でいろんなトラブルも考えられておるわけでございます。そうしたことも十分考えながら住民の方々のコンセンサス等、またいろんな研究等をして、これらに対応してまいりたいというように考えております。  それから、これらの分別の啓発でございますが、これも平成2年度でビデオの制作を3月いっぱいで完成方お願いしてございます。これらとともに、当初予算におきまして啓発用のポスター、そういった関係のものもお願いをいたしております。こういったことで、今後地域の方々の御協力をお願いしてまいりたいというように考えております。  それとまた、そういった考えの中でモデル地区といったものを考えたらどうかというような御質問もあったわけでございますが、私どもといたしましてもこういったことが可能であれば、こういったモデル地区をお願いしてこれらに対応していきたい、かように考えておるところでございます。  以上でございます。 44 ◯13番(安居喜義君) それでは、ただいま大方答弁をいただいたようですが、再質問をさせていただきます。  財政の関係につきましては、まずまず健全で中期的には先が見通せる財政だというふうには理解をしておりますが、いわゆる職員定数といいますか、そのことにつきましては、近年特に電算化とか、あるいはシステム化で相当の経費を費やしてきていると思うんです。そういうことと関連して、例えば普通会計といいますか、一般職員の関係を昭和61年から見ていきますと、昭和61年691人、ずうーっと増えていきまして、今先ほど言いました平成元年度で700人ですか、それから今702とか、705とかいうふうになっております。すべてこれは電算化とかシステム化そのものは仕事の効率化あるいは正確性、そういった面で必要な面もあるのですが、そのこととあわせてやはり合理化、効率的に省力できる方向にしていかなければならないのではないかなあ、これは永遠のテーマだと思いますし、そのことと結びついていないようにも受けとめられますので、これからの対応の中でその辺も考えて、それぞれ投資をしていくべきだと思っておりますので、その辺の考え方がもしありましたらお聞かせいただきたいと思います。  それから、保育時間の関係は、これは特に女性の方々の出産にまつわる段階での育児休業、あるいは突飛的な看護休業制度、そういうことが今特に論議がされてきている中で、ぜひとも保育時間の延長を制度としてこのようにやりましょうということを積極的にやっぱり出していくべきときではないかなあというふうに思うんです。敦賀の住民の方々の実態は、例えば18時までの延長、このものも含めましてもそんなに多くはないかもわかりませんが、やはり制度があって働く意欲が出るのと、働いてから制度を求めるというのとはまた違うと思いますので、そういった取り組みをしていただきたいものだと考えます。特に、保育所といいますのは保育するものがいないから預けるのだということが原則であろうと思いますので、そういったことから最近の家族構成、あるいは雇用労働の情勢から踏まえて積極的に取り組んでいただきたい、そんなふうに思います。  それで、ごみ問題につきましては、処分場の関係は先ほど来多くの方が論議されておりますが、この中であえて申し上げますと、公害防止協定に関連して先ほどの市長の発言のことと絡めますと、これは現在民間処分場に対して敦賀市は公害防止協定を一つの大きな核として監視し、それを履行するために見ているわけですから、先ほどの確約書が早計に廃止するということは、それにかわる対応が明らかでなければするべきでないというふうにも考えます。いいますのは、現実に今確約された数量が決められておりますそういった中で、現実にまだ搬入される事実が進んでいくわけですから、そのことが進行している中で、そのこととあわせて、私は早急に4月1日からの確約しようとする協議数量をどうするべきかということをやはり決めてほしかったなあというふうに思っておるわけです。そのことが1つの市民の幾ばくかの安心材料になるのではないかなあというふうに受けとめます。  一方の、産業廃棄物そのものの処分についての論議というのは、これはまた一朝一夕にまだまだできない問題だと思いますので、行政としてのやるべきことは一般廃棄物について、そのことの歯どめをしっかりとしておくべきというふうに思いますので、あえてそのことについて市長の考えをもう一度確認させていただきたいと思います。  それから、資源回収奨励事業につきましては、確かに予定の計画したような数量も達成されてきているということでもあります。しかし、先ほど問題提起いたしましたように、新しい清掃センターを新しい感覚でつくる、そして市民もそれに応じたごみの出し方をしようという、そういうふうに考えていくわけですから、あわせてリサイクルの体制を確立するといったことから、これはやはり積極的にストックヤードを、清掃センターの周辺にできなかったら地域的にどこかへ設けるとかという、そういう考え方を持ってすべきだと思うんです。そうでないと、依然としてある程度まで回収する量は増えるかもわかりませんが、行政が意図するほどの効果があらわれてこないのではないかなあということも危惧されますので、このことにつきましても、これはやはり計画的に進めていくべきだと思いますので、この分別収集のごみステーション等もあわせてそういう周辺地域の設備の改善ということを計画的に打ち出すべきだなあというふうに思います。  今、いわゆる市長が生活環境の改善をやっていこうという意気込みの中にぜひともそのことは入れてほしい。側溝、道路整備その他身近な問題がたくさんあるわけですが、一方、今の緊急的課題とされておりますリサイクルの問題、あるいはごみの減少の問題をあわせて進めるときに、このことも重要なことだと思いますので、今言いましたような考え方をしておりますので、お願いを、要望方々問題提起という形にさせていただきます。  そんなことでございますので、今申しましたような問題提起の関係で、理事者の関係でもし考え方が違うようでありましたら示していただきたいと思います。 45 ◯市長高木孝一君) 人員の定員の問題でございますが、今おっしゃったとおりでございまして、私、市長に就任いたしました54年には1112人という定員の人がいたわけでございますが、その後現在77人の当時より減員になっておりますが、新増設のために増員をしたことをこれにプラスをいたしますと、昭和54年4月と比較をいたしますと、職員の数を177人減じてきたということが言い得るだろうというふうに思っておるような次第でございまして、しかし今おっしゃいましたような定員の是正というふうなことをいろいろ考えますと、やってもいきたいと思っております。また細かいことは担当部長から申し上げますが。  さらに最後の、私が3月31日付でこの確約書をもう破棄してしまう、こういうふうに実は申し上げたのでございますけれども、産業廃案物は別といたしましても、一般廃棄物があるので直ちに今この確約書を破棄をしてしまうということは危険ではないか、こういうふうなお説ではなかったかな、こういうふうに思うわけでございますが、ただ単にこの確約書を先方との間に破棄してしまうということではやっぱり危険だというふうに思っております。チェックがきかないのですから、ほかの方法をもって何かチェックのできるようなことを考えてみたいというふうにも思っておる次第でございますが、あくまで私はいろいろ誤解を招きますので、この確約書は3月31日をもってもう締結することはいたしません。 46 ◯民生部長小島貞夫君) ストックヤードの関係につきましての再質問であったかと思います。今、私の方で申し上げましたのは、現在やっております資源回収の品目すなわち古紙、衣類、そういったものにつきましてのストックヤードの計画は今の清掃センターでは考えておらないということでございます。したがいまして、今現在進めております清掃センターの中には資源化、減容化施設が設けております。ここでは今の貯留ヤードというものがありませんと仕事ができませんので、ここにはカレット、それから缶、それからアルミ缶、そういったものの貯留ヤードを設けておるわけでございます。そうした清掃センターの建設とともに、市民の方にこの分別収集といものを4月早々からお願いをしてまいりたいというように考えておるところでございます。  また、それと同時に、今議員さんの御質問では、ステーションの方も同時に考えていかれたらどうかというお話であったかと思います。私どもも、そういったステーションの美化につきましてはいろいろと苦心をいたしております。また、地区地区でもそういった御要望もございますが、なかなかステーションの設置問題につきましては用地等の関係もございまして、非常に困難をいたすわけでございます。こういった問題につきましては、十分研究をさせていただきながら対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 47 ◯13番(安居喜義君) 最後に、先ほども申し上げましたが、ごみ問題につきまして今議会でもこのように多くの議論があるわけです。そういたしますと、市民の方々は事実関係あるいはその情報等が正確に伝わっていないということが考えられまして、特に要らぬ不安が継続する、あるいは大切に対応しなければならないことはやはりそのこととして取り組まなければならないと思うんですが、そういったことからあわせて市長が、広報「つるが」もあるわけですから、そういった中で、例えば現状の情勢について市長の考えを述べるとかいうふうなことの対応ですべきことだなあというふうに思うんですが、そのことについて市長の考え方を聞いておきたいと思います。情勢が解釈の仕方によっては大変混乱する可能性があろうと思いますけれども、現状の段階よりは前向きに少しでも改善できる方向で市民に情報を伝えるということも大切なことであろうと思いますので、そんなことをあわせてお聞きをします。 48 ◯市長高木孝一君) なかなか世の中というものは徹底をいたしません。こうして議場で繰り返し繰り返し皆さん方に申し上げ、御納得をいただくべく申し上げておるわけでございますが、それでもなおかつこの問題につきましてはいろんな御意見が出てくることを思いますと、7万市民に徹底をするということは非常に至難ではないかというふうに思う次第でございますが、ぼつぼつこの問題もわかってきた、さあこれからどういうふうな解決処置をとるのかということに焦点が今日絞られてきておるのではなかろうか、こう思っておるような次第でございまして、この議場ではえらい沸騰いたしますけれども、一般社会ではもう随分このことにつきましては、その今日までの原因、あるいは経過というものはよく御理解をいただいてきておるのではなかろうか、こういうふうな感も私はいたしておりますが、なおいずれかの方法をもちまして、正しい今日までのごみ処理場に対するところの事象をお伝えしてまいることも、今お説のとおり必要ではないか、このようにも思っておる次第であります。 49 ◯議長中瀬 実君) 暫時休憩をいたします。             午後2時59分休憩             午後3時30分開議 50 ◯議長中瀬 実君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、山根徳男君。   〔12番 山根徳男君登壇〕 51 ◯12番(山根徳男君) 民社党の山根でございます。私にとりまして、最後の一般質問となりますが、早速発言通告に従いまして簡潔に5点お尋ねをいたします。  今議会まで1期4年間という短い期間ではございましたが、各行政分野にわたって提言をしつつ、市長並びに理事者の姿勢をただしてまいりました。中には、具現化した提案もございますし、予算の充実が図られた事業もございましたが、今回はその締めくくりといたしまして、過去4年間のおさらいをしつつ、今日現在における状況の変化を見据えてお尋ねをいたします。  まず、スポーツ施設についてお尋ねをいたします。  1点目は、ソフトボール専用グラウンドの実現についてであります。昨年の3月議会でも、その取り巻く環境について言及したところであり、詳しくは避けますが、ソフトボールは今やだれもが気軽に親しめる大衆スポーツとして小学生からお年寄り、さらには家庭婦人層に至るまで学校に、職場に、地域にと幅広く浸透いたしております。当市の実態を眺めて見ますと、公式競技はもちろんのこと数多くのリーグが組織され、その技術レベルは全国的にも高い水準にあります。  しかしながら、試合を行うグラウンドの実情を眺めるとき、まことに寂しい限りであります。主なる施設としては多目的グラウンドのみであり、小中学校のグラウンド、民間企業のグラウンドを借用しているのが実態であります。クラブ所属者はもちろんのこと、潜在者を含めると5000人とも言われる愛好者たちの等しい願いは専用グラウンドの実現であります。  昨年の3月議会での私の質問に対して、市長はせめて1カ所ぐらい立派な専用グラウンドをつくりたいとかねがねから思っておるので、積極的に考えながら取り組みたい旨の答弁でありました。相互の親睦と健康増進、さらには技術の向上を目的として、その実現を強く望むものであります。市長の見解をお尋ねいたします。  2点目は、ゲートボールコートの建設についてであります。  当市におけるスポーツクラブの実態を眺めてみますと、ソフトボール、野球に追いつく勢いで競技人口の伸びているのがゲートボールであります。まさに今日直面している高齢長寿社会における最適のスポーツではないかと思います。健康増進はもちろんのこと、ふれあいの場として、さらには私も数回ゲームをした経験がございますが、結構頭を使うスポーツでありまして、ぼけ防止としての効果もあるやに思うのでもあります。各町内には多くの簡易ゲートボールコートがあり、早朝から夜遅くまでコツコツと鉄球に講じるお年寄りのグループをよく見かけます。  しかし、この光景も冬のシーズン到来とともにばったり姿を消します。降雪あるいは寒波等でゲームができなくなるのであります。ゲートボール愛好のお年寄りの皆さんから、何とか冬でもゲームができるようなコートができないものかといったような声をよくお聞きをいたします。今議会に、古田刈公園整備事業費として231万9000円が計上されましたが、あくまで暫定のゲートボールコートとお聞きをいたしております。  そこでお尋ねをいたしますが、まず1点目は、冬期はもちろんのこと、いかなる天候下でも試合可能な全天候型ゲートボールコートの実現であります。  2点目は、市内のお年寄りが一堂に会してゲームを行う市営ゲートボール場の移転、整備充実についてであります。以上、2点について市長の考えをお聞きいたします。  次に、高齢長寿社会における福祉対策についてお尋ねをいたします。  福祉の町を是認する当市は、今日までその充実に力点を置いてきたところであり、市長提案理由説明の中でも、急速な高齢化社会の進展により、将来を見据えた老人福祉対策等が肝要であるため、高齢者対策室を設け積極的に取り組んできた旨述べられております。身障者の福祉、乳幼児の福祉、勤労者の福祉等々そのいずれもが重要な課題でありますが、今回は比較的健康な高齢長寿者に対するさらなる充実といった観点でお尋ねをいたします。  今議会に、市内の施設の中で最も多くのお年寄りに利用されている市民福祉会館の大幅な改善、駐車場の新設、浴場ボイラー等老朽部分の更新に多額の予算が計上されましたが、まさに当を得た事業として高く評価されるものであります。福祉会館利用者の大多数はお年寄りでありますが、今から皆さんたちの喜ぶ顔が目に浮かぶようであります。  今さら言及するまでもございませんが、今日の高齢長寿社会を思うとき、その福祉政策制度の充実は最も望まれるところであり、世代を反映して多様化するニーズを的確に把握しながら、その施策を展開しなければなりません。  そこでまず、大局的見地からお尋ねをいたします。1つには、健康で勤労意欲のある方にはその能力を活用できる施策が。2つには、生きがい対策としてゲートボールを初め老人スポーツの普及や生涯教育の機会を与える施策が。3つには、安らぎの生活を求めている方には在宅福祉の施策がそれぞれ求められるところでありますが、今後の方向性についていま少し具体的に市長の考えをまずお聞きをいたします。  福祉の2点目は、さきの12月議会でも触れました老人福祉会館(仮称)の建設についてであります。  この問題につきましては、先ほど河内議員もお触れになったところでございますが、前日の市民福祉会館の利用率を眺めるとき、また今後さらに進展が予想される高齢長寿社会を思うとき、比較的健康なお年寄りが集い、若干の機能回復を図りつつ憩える場所がさらに求められるところでありますが、市長の考えを重ねてお尋ねをいたします。  福祉の3点目は、ホームヘルパーの増員対策であります。  市長提案理由説明で、今日まで増員に取り組んできた旨述べられましたが、現在の5名では在宅の寝たきり老人、独り暮らし老人、精神薄弱者等に対して満足いただける奉仕は困難かと思います。市長の言われる施設に収容することのみをもって福祉が充実されるとは思慮していないのは私も全く同感でありまして、その理想は子供からお年寄りまで1つの家庭で明るく暮らすことが幸せの基本であると思います。  しかし一方で現実を直視するとき、老人家庭が年々増加しているのも、また事実であります。本年度2名の増員計画でありますが、今後さらに増強を図るべきであり、加えてホームヘルパーの待遇改善にも一考を要すると思うのでありますが、あわせてお尋ねをいたします。  次に、経済の活性化についてお尋ねをいたします。  まず、内に向けては早い時期から工業団地構想が言われており、その対象候補地として樫曲地区の地質調査も実施されたところであります。この実現は、単なる経済活動の活性化のみにとどまらず、近年富に言われる若い労働力の流出に歯どめをかけ、さらにはUターン希望者へ道を開くことにもつながり、魅力ある企業の誘致とともに、その実現を望む一人でもあります。まずもって市長の考えをお聞きをいたします。  次に、外に目を転じて港を中心とした活性化についてお尋ねをいたします。  いよいよこの春には新港が全面供用開始の運びとなり、加えて秋には大型荷役機械の多目的クレーンも完成予定とのことであり、まさに条件は整いつつあります。不幸にして勃発した中東湾岸戦争が終結した今日、現在のキーワードはまさに環日本海時代といっても過言ではありません。今日ほど日本海側が脚光を浴び、また期待されているときは過去にも例がなかったのではないかと思います。  市長も所信表明の中で、対岸を主流とした貿易の促進は当市の活性化の上からも極めて重要な課題であり、ポートセールスに力を注ぐ決意を述べておられます。既に、敦賀-釜山間定期コンテナ船就航、敦賀-ワニノ港間定期貨物船の配船が実現を見ておるところでありますが、若干視点を変えまして合弁企業の育成、こういったものについてお尋ねをいたしたいと思います。  本来、この種の事業は民間主導で取り組むべきであろうとは思いますが、行政面での指導もまた不可欠かと思います。  現在、対岸の中国、韓国、ソ連等そのいずれもが社会主義体制からの脱皮を図りつつある政情渦中にあって、多少のリスクはあるものの経済活動の三要素と言われる人、物、金の三大要素を考えるとき、我々には世界の最高水準をいく技術力並びに資本力があります。反面、現在富にその不足が言われる労働力並びに土地がございません。いわばこの両者恋い焦がれるような背景を思うとき、合弁企業育成に向けて官民一体となった取り組みが望まれるところであります。物流はもとより、人材交流、文化交流への波及効果も期待されるところでもあり、市長の考えをお尋ねいたします。  終わりに、ごみ焼却炉のダイオキシン対策についてお尋ねをいたします。  昨年末、厚生省は、各都道府県に対し焼却炉の運転は完全燃焼に努め、一酸化炭素の発生量などを厳しく制御すること、煙を浄化する電気集じん器の運転温度を下げる、集じん器を効率のよいものにする旨の指針を出したところであります。この指針を受けて、当市においても櫛川に建設中の現下最大のプロジェクトでありますごみ焼却場に対して仕様変更をするため応分の予算が計上されました。  今日現在、厚生省も言っているように、ダイオキシンは直ちに人体に影響するものではないが、私たちが日常食べている野菜や肉や魚の飼料やえさの中にダイオキシンが含まれていて、それが人体に蓄積されていくことを考えると、でき得る限りその発生量を低く抑えておかなければなりません。  以上の背景をもとに二、三お尋ねをいたします。  まず1点目は、ごみ焼却炉でのダイオキシンの発生は、ごみ焼却によってできた灰が電気集じん器の中の300度のガスと結びついて四塩化ダイオキシンとなります。  一方で、この300度は電気集じん器の最高集じん効率温度でもあります。したがって、この温度を下げれば窒素酸化物、硫黄酸化物等の有毒ガスの問題が出てくるとも思われますが、見解をお尋ねいたします。  2点目は、過日説明会も開催されたところでございますが、今ほど言及いたしました問題も踏まえて、当初の仕様に対して焼却炉のどの部分をどのように変更しようとしているのか、主だった部分について技術的にお示しを願いたいと思います。
     3点目は、ダイオキシンは有機塩素系化合物であります。したがって、塩素を含有している塩化ビニール等の石油製品を燃やさないことが肝要かと思いますが、考え方をお聞きいたします。またそのためには、市民の皆さんの協力を得てごみの分別収集を徹底する必要があると思います。今ほど同僚の安居議員も指摘をいたしましたけれども、この分別収集については幾多の困難も予想されますので、早い時期から市民への教宣活動等に取り組むべきであると思いますが、どのような計画をお持ちなのか重ねてお尋ねをいたします。  以上で、私の一般質問を終わりますけれども、早いもので4年前に皆さん方の仲間に加えていただきまして、本日限りでこの一般質問もできなくなったわけでございます。この4年間、市長並びに理事者、そして議員諸兄には有形、無形に大変な御指導をいただきました。この場をおかりいたしまして、改めてお礼を申し上げます。変わらぬ今後ともの御厚情をお願い申し上げますと同時に、市長並びに議員諸兄におかれましては、来るべき選挙に向けて厳しい戦いではございましょうけれども、その難関を突破されて、さらなる敦賀の発展に御尽力いただきますように心から御祈念を申し上げまして降壇をさせていただきます。ありがとうございました。   〔市長 高木孝一君登壇〕 52 ◯市長高木孝一君) 山根議員の御質問に逐次お答えをしてまいりますが、スポーツに非常に関心が深く、またスポーツマンでもあるところの山根議員でございまして、まず第1点に取り上げられましたのは、ソフトボールの専用グラウンドをつくれ、ソフトボールをやっておられる潜在人口として5000人はいるだろう、こういうふうなことでもございましたけれども、かねがねから山根議員はこのことに真剣にお取り組みになっていただいておるところでございますが、意に反して大変遅くなったことを申しわけなく思っておりますが、今回さらにこのことを強調なさいまして、近くひとつこの専用のソフトボールグラウンドというものをつくりたく前向きで積極的に取り組ましていただきますことをこの場でお約束をさせていただきたい、こんなように思っております。  さらに、2つ目の問題でございますが、これもやはりスポーツの問題でございますが、これまでゲートボールも非常に幅広く皆さん方が取り組んでおられまして、私もかねがねから皆さん方からもいわゆる全天候型のというようなことも聞いておったところでございますが、まあまあこれだけの皆さん方がやっておられるそこに1つや2つといいますか、つくりましても結局は何か争いのもとにもなるのではないかなとも思ってみたり、グラウンドの取り合いをされるのではなかろうかと思ってもみたり、不安を招く一つの要因になりはしないかなあと思ったりもいたしておるような次第でございますが、しかしやっぱり時代の趨勢でございまして、すばらしいものを、特に老年層といいますか、熟年層といいますか、この人たちの健康保持のためにやっぱりつくらなければならない、こういうふうに今考えておるような次第でございまして、まあまあ敦賀だけが全天候型のゲートボール場がないということになりますと非常に恥ずかしい思いもいたしますので、これもソフトボールの専用グラウンド同様にひとつ前向きで真剣に取り組んでみたい、こういうふうに存じておる次第であります。  次に、高齢者対策でございますが、いろいろ大局的見地から見て安らぎを与える、あるいはまた老人福祉会館とかいろんなことを挙げられましたけれども、私は常に、あるいはまた先日も申し上げてまいりましたように、いよいよやはり老齢化社会というものに対応する施策というものを真剣に考えていかなければならないことはもう当然のことでございまして、そのために和幸園等の改築をやるとか、あるいは市民福祉会館の修繕をやるとか、いろんなことを今回の予算に計上させていただいておるところでございます。  今も一生懸命に病院等で機能訓練をやっていただいておるいろいろございますが、私は当初健康センターですね、ここを利用してやっぱり私は皆さん方も、あるいはまた機能回復をされる方の皆さん方も随分幅広くやっていただけることになるのかなと思っていたのですけども、なかなか健康センターの制約がきつうございますし、あるいは医学上の見地から見てだれでもかれでも行っては機能訓練をすることができないというふうなことで、もっとこれは幅広く多くの方々が利用できるようなことを考えなければならないなあというふうにも思っておるような次第でございますが、これからもひとつ安らぎの老齢化社会、それぞれ区別はされます、健康な方の老人、例えば独り暮らしをしておられるところの老人、種々様々でございますけれども。  ホームヘルパーにいたしましても今年2名を増員するところの予算を計上させていただいておるわけでございますが、登録されておりますホームヘルパーというのは現在28人おるわけでございます。それらの方々にいろいろとボランティア的な活動をしていただいておるとかいうようなことをいたしまして、まずまず不行き届きながらも喜んでいただけるところの手だてをしておるというふうに私も考えておるところでございますけれども、将来さらにこういう社会に対応するところの考え方というものを強化していかなければならない、こういうふうに思っておるような次第であります。  さらに経済の活性化でお述べになりましたけれども、あるいは港の開発、あるいは港が今回完成をいたしましたので、これに対応いたしまして対岸貿易、何回も申し上げますけれども、私は就任早々からいわゆる敦賀は港町であるという国際港であるというところに観点を置きまして、いち早く港の構築に取りかかったわけでございますが、ちょうどこの完成と同時に環日本海時代、あるいは対岸貿易が開けようとしてきたというときに間にあってよかったなと思っておるのです。やはり私は当を得たところの行政サイドに立って、こうしたことをやってきたことにも間違いなかった、こういうふうに実は思ってもおるような次第でございますが、お説のようにこれからの対岸貿易等に備えまして十分積極果敢に取り組んでいかなければならないというふうに存じております。  合弁企業の問題でございますが、これはなかなか非常に難しいのでございまして、ソビエト等へ参りますと、山根議員も昨年私と一緒にソビエトへ行っていただきました。口を開けば先方は合弁企業合弁企業、こう言われますけれども、山根議員の目でごらんになったとおりですね、そしたら今ソビエトへ行って合弁企業を思い切ってやるかということになりますと、なかなかまだ今の段階では思い切って資本投下をするときかな、いましばらくやはり不安な問題が解消するのを待つべきかな、こういうふうなことの実感を持たれたと思うんでございますが、それはどこにでも当てはまるわけであります。  しかし、近くの韓国等へ参りますと、すばらしい日本人経営のホテルが建ったりいろいろやっておりますから、韓国の場合は一応落ちついているというふうに存じますけれども、中国にいたしましてもソビエトにいたしましても、どうもまだ不安材料が残っておるというふうな感もしてならないのでございますけれども、それとやっぱり先立つものは財政問題でございまして、なかなかそこに一つの隘路がございまして、資本問題でございますが。しかし、山根議員さんは東洋紡にお勤めでございますから、東洋紡の財政力からするならば、これは十分研究をしていただいて、東洋紡があるいはソビエトに、あるいはというふうなことで進出をなさることが一番やっぱり近道ではないかな、こんなことを思っておりまして、どうかひとつそういうようなことで御指導をいただきたいというふうにも存ずる次第であります。  ダイオキシンの問題でございますが、人体に影響があるものではないがということで国のガイドラインが出されましたけれども、しかし私どもといたしましては、何としてでもやっぱりこれに対するところの施設はやらなければならないということの観点に立ちまして、今回補正をお願いをいたしておる次第でございますが、ボトムヒーターあるいはサイドヒーター等の方法いろいろございますけれども、私は詳しいことはちょっとわからないのでございまして、私どもの専門技術者とか、あるいはまた専門の業者等にいろいろと紹介し、指導をいただいて最適なものを採用したというように思っておりますが、細かいことはまたその折衝に当たっておる担当部長からお答えをさせたいと思っております。  答弁が不十分だと思いますけれども、足らざるところはまたそれぞれの部長からお答えをさせます。 53 ◯民生部長小島貞夫君) 私の方からダイオキシンの問題につきましてお答えをさせていただきたいと思います。今、御質問の中にもございましたが、ガス温度を下げることによって集じん効率が悪くなるのではなかろうかという御質問もあったかと思います。300度がピークでございますが、これは集じん効率が低くなるというより不安定になるということが言われるわけでございます。そのために今回、電気集じん器の影響を受けるために整流板を増設して、その整流効果を高めることによって集じん効率が維持できるということで今回お願いをいたしておるものでございます。  また、他のガス、塩化水素が発生しやすくなるのではなかろうかというような御質問であったかと思います。これは他のガスと申しますと、硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素、一酸化炭素等が考えられるわけでございますが、この中でダイオキシン類の制御によって完全燃焼を目指すためには、必要以上の過剰なO2濃度や炉内燃焼温度を高温にすれば発生しやすくなるのは窒素酸化物でございます。したがいまして、今回の計画ではフリーボート部の容積に合った空気量や自動燃焼制御の改良によりまして窒素酸化物の発生はダイオキシン対策前と変わることはございません。  なお、硫黄酸化物、塩化水素等の発生は、直接ダイオキシン類の制御にかかわることではございませんが、むしろガス温度を下げることのため、ガス冷却水量を増やすことによってこれらの物質が低減されると考えております。  それから、今回の設計変更のポイントはどうかという御質問であったかと思います。今回の改善の要点につきましては、前回も御説明申し上げました中の3点ほどございますが、第1点としましてCO濃度の低下による完全燃焼を求めるため、主たる2次空気吸い口入り口を増設し、空気の供給を増やすということでございます。これにつきましては、2次空気ダンパーをすべてエアーシリンダー方式に変更し、自動燃焼制御を行うということが1点でございます。それから、2点といたしまして、排ガスの電気集じん器入り口温度を低減しまして、集じん器内のダイオキシン類の発生を抑制する、これが2点でございます。もう一点主なるものは、CO計、温度計、それからO2計を設置して測定を十分行っていきたい。ダイオキシンを技術的に可能な限りこれを抑制してまいりたいというものでございます。  それから、最後の塩化ビニール等の分別収集でございますが、これも先般来申し上げておりますように、現在建設中の清掃センターの横には資源化、減容化施設というものを併設させていただいております。したがいまして、この中で分別収集の中で塩化ビニール系につきましては、資源ごみとして収集をさせていただき、その減容化をやっていきたいというように計画をいたしておるものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 54 ◯12番(山根徳男君) 極めて心強い答弁をちょうだいしまして、あえて申し上げることもないかと思いますけれども、特に前段のソフトボール専用グラウンドの建設、あるいはゲートボールでございますけれども、若干話が横道に行くかもしれませんけれども、私は昨年の6月でしたか、ある新聞社との座談会で、議員に市民の選良としてさせていただきまして、「夢は何か」こういう話の中で「敦賀の町を日本一にしたい、そのことが夢であります。確かに今現在、共稼ぎの率が高いとか、あるいは持ち家制度が非常に進んでおるとか、こういうことが言われます。しかし、明るくてさわやかなことで敦賀を日本一の町にしたい、その手助けがわずかでもできれば幸せであります」、このようなことを座談会で答えたのを、今でも記憶をいたしております。  私は、私的なことで恐縮ですけれども、長いことスポーツをやってまいりました。やはりスポーツの中には野球もあります、サッカーもあります、ラグビーもあります、いろんなスポーツがある。そういった青少年が取り組んでおる、例えば、野球を例にとりますと、市内に3つの高校がございますけれども、その中でいずれの高校かが甲子園に行く、そしてそこで活躍をする。これほど私は町がさわやかな空気になるといいますか、活況を呈することはないと思うのであります。したがって、そういったことに向けて何か自分なりに微力ながら手助けができないかな、このようなことで実は発言をさせていただいたわけでございますけれども、市長もよく言われます。そのためには、私はバックグラウンドの整備が不可欠であろうと思います。土壌づくりであります。  総合運動公園ができました、陸上競技の記録が伸びたと言われます、まさしく事実であります。私も、自分がスポーツをやってきた体験から、やはり立派な施設がないとどうしても、それがすべてとは申しませんけれども、それが不可欠な要素の1つであると思います。ソフトボールにおきましては過去には、社長さんがいらっしゃいますけれども、敦賀海陸さんが大変なチームであったとか、今日においても原電事業さんが大変な成績を納められたとか、いわゆる非常にレベルの高いところである。その皆さん方にはもちろんのことでございますけれども、まあまあそれを目指して、やっぱり活況を呈してきておるわけですから、この皆さん方にと思って常々自分の夢でありました、そのグラウンドの質問を実はさせていただいたのですけれども、非常に心強い答弁をちょうだいしたというふうに私は受けとめておりますので、切望をいたしておきたいと思います。  それから、経済の面でございますけれども、確かにリスクはあると思います。今のような状態で、例えばソ連を例にとっても果たしてどうかなというのは、私も同感でございますけれども、ただ生意気なようですけれども、今環日本海という、こういった状況の中で、例えば日本海側の主要航路、舞鶴あるいは敦賀、あるいは富山、新潟、そういった主要な港の中で、現在、私はつぶさにほかの都市を見たわけではございませんけれども、何か遅れをとっておるように思うわけでございまして、今また目指しておったのでは、さらにまたその格差が出るのではないかな、そのようなことを市長自身も十分に認識しておられるというふうに思います。  といいますのも、昨日でしたか、県の使節団の話がございました。そんなことでは極めてなまぬるいという市長の発言でもございまして、私もそのように同感をいたすものでございまして、リスクはあるものの、そういった面での取り組みというのも必要であろう、このように思うわけでございます。  それから、福祉の面でございますけれども、これはなかなか河内議員の御質問の中でもおいそれとはいきませんよ、このようなことでございまして、これもまさしく私はそうだと思いますけれども、あれだけの利用率がある、それをもう一つ、あるいはどういった形になるかこれから研究をしなければいけないと思いますけれども、そういったこともやっぱり福祉施策の充足の中に一つ加えて将来はやっていただきたい、このように要望させていただいておきたいと思います。  福祉の中で1つお尋ねしたいのは、ホームヘルパーであります。今ほど登録28名でボランティア的にということでございましたけれども、確かに私は先ほど待遇改善というようなお話をちょっとさせていただきましたけれども、即そこに結びつけるのはどうかと思いますけれども、今日の世の中で、ボランティアの皆さんで何かをやっていただくというのは極めて難しい世情にあるのではないかな。要するになかなかやっていただける方がいないのではないのかな、このように思うわけであります。  例えば、今回2名の増員計画がなされております。これは、めどがあるというお話もお聞きをいたしております。教育にこれから入るのだということも承知をいたしておりますけれども、例えば市の広報でホームヘルパーの皆さん方を募集をいたしますというようなことも私、目にしました。なかなかこれは難しいことだと思います。本来はそういう形でやっていただくのが理想でございますけれども、そういった観点で、例えば日赤奉仕団の皆さん方がいらっしゃいます。あの皆さんはもちろん無報酬でやられておる。ですから、どういう形がいいかというのは別として、今現在置かれておる社会情勢の中で、今のホームヘルパーの皆さん方の待遇というものもやはりこれから考えていかないとなかなか増員が難しいのではないかな。一方でホームヘルパーの皆さんの増員が、ある一面的には不可欠であろうと思いますから、そういった要望をさせていただいておきます。  それから、最後にダイオキシンの問題であります。ダイオキシンの問題につきましては、今、担当部長の方からるるお答えをいただきました。これで私は納得をさせていただくわけでございますが、なぜダイオキシンの問題をここで持ち出したかということでございますけれども、私は今議会でごみの問題についていろんな各議員が提起をしてお話をされました。それを突き詰めていくと、私は2つの側面に集約されると思うのであります。  1つは、要するに樫曲にございます民間の処分場に他府県からごみが持ち込まれる、そこに処分をされる。そのことによって、いわば木の芽水系の水がめにあるあそこの処分場のごみから、ひょっとして地下水の中に有害のものがまじって、とんでもないことになるのではないかなという懸念を市民の皆さんがお持ちであろうと思うんです。このダイオキシンにしてもしかりであります。このことを失礼ながら、等しくみんなが専門的に御存じで、これは大変なものだということではないと思うんであります。したがって、こういったこのごみの問題のようにならないように、このダイオキシンについても。ただ、ダイオキシンというのはもう大変な毒のあるものですよというようなことだけが飛んでいったのでは大変なことになる。そういうことにならないように、やはり市長もそうではない、こうだよという知らしめる、こういうことが必要であるということも答弁の中で一部触れられておりましたけれども、そういったことにやはり情報をキャッチしたときには、そういった行政側の姿勢というのも必要ではないかなというふうに思うわけであります。それで、またぞろこういうごみ問題のようなことにならないようにということで出したわけでございますけれども。  例えば、ごみ分別収集についても、私はいろんな地域の会合に出ましたときに、僭越ではございますけれども、市民一人ひとりがみんな協力しなければできないことですよということをはっきりと申し上げております。それが守られないと、立派な焼却場ができても、その効率を十分に発揮することができない。例えば、そのことが引いてはダイオキシンというようなことにつながってくるのではないか、そのように思うわけでございまして、ちょっと話があちらこちら行きましたけれども、要はこのごみの問題のようなことにならないように、そういった要するに市民の皆さんが懸念をされておる。したがって、市民の皆さんにオープンマインドで開かれた形で、そういった問題が出てきたときにはいち早くに知らしめる、そういった姿勢というものもこれから必要であろうかと、このように思いまして、ダイオキシンを引用させていただいて述べさせていただいたわけでございます。  以上で終わります。 55 ◯市長高木孝一君) 山根議員の極めてうんちくのあるところの御発言でございまして、十分私どももそのことにつきましては、先ほども申し上げましたように意を用いながら、積極的に前向きで取り組ましていただきたいというふうに存ずる次第でございます。  まあまあホームヘルパー等の問題も御提起になりましたが、全くそのとおりでございまして、今私ども当面取り組んでおりますところの非常に困っております問題に、やっぱり看護婦というのがあるのでございますが、この看護婦の職務も、特にまた夜間勤務があり、そしてまた病気で弱い方々の心の入ったお世話をしていかなければならない。全くホームヘルパーの皆さん方のお仕事も甲乙つけがたいごとくに、非常に御苦労のある仕事であるわけでございまして、やはりこれからは給与の改善等もやっぱり図っていかなければ、どうしてもそうしたことを志望される方もなくなるというふうなことを非常に私どもは恐れておるような次第でございまして、今後はただいまのお説のごとく十分ひとつ今から考えながら取り組んでまいりたい。看護婦にいたしましても、従来年齢制限が非常に若かったのでございますけれども、今回35歳までに年齢を延長いたしまして、潜在看護婦さんの掘り起こしを今やらなければならない、こういうふうな現状に立ち至っておるものでございまして、一人そうしたことのみならず、やはり給与体系等も改善をしていく必要があるだろうというふうに思っておるような次第でございます。  まことに当を得た御質問でございまして、これが山根議員といたしますと4年間におきますところの敦賀市議会議員といたしましての、この議場におきます発言の最後かというふうに思う次第でございます。本当に4年間ではございましたけれども、本市の発展のために絶大なるところの御指導、御高見を賜りましたことを、この席上で厚くお礼を申し上げると同時に、今回、県政を目指していよいよその意を固められた、こういうことでございますけれども、どうかひとつその目的を完全に果たされますことを心からお祈りを申し上げ、あわせて御健勝をお祈り申し上げまして、今日までの御労苦に対しますところの感謝の気持ちとさせていただきます。どうかひとつ頑張っていただきたい、かように存じます。 56 ◯議長中瀬 実君) 次に、河瀬一治君。   〔9番 河瀬一治君登壇〕 57 ◯9番(河瀬一治君) 河瀬一治でございます。私にとりましても、今回が最後の質問となってしまいました。質問の前に一言お礼を申し上げます。  昭和58年に初当選させていただきましてから、はや2期8年、名誉ある敦賀市議会議員として在職させていただきましたことはまことに光栄でございます。その間、議員先輩の皆様方、理事者の皆様方に大変お世話になりましたことを厚く御礼申し上げる次第でございます。私も、明日の敦賀に夢を乗せて県政に新風をスローガンに、新しい目標に向かって、若さと情熱を持って愛する郷土敦賀の発展のためにこれからも力いっぱい頑張ってまいります。また、議員皆様初め4月の目標の達成に頑張っておられる方々お互いに頑張りたいと思っておる次第でございます。この壇上から皆々様に御礼と今後の御指導、御鞭撻、御支援のほど心からお願い申し上げながら、通告書に従いまして極めて簡潔に質問させていただきます。御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。  今回も、代表質問や一般質問におきまして、ごみ問題については本当に多くの質問が出されたわけでございます。これは、それほど市民の皆様方が非常に深い関心を示しておるものだと理解いたしておりますし、細かい質問につきましては本当にたくさん出されました。私は、1点だけお尋ねをしたいと思う次第でございます。  キンキクリーンセンターの産廃施設からの浸出液は、汚水処理施設にて適切な処理を行って条例等に定める基準に適合する処理水で木の芽川へ放流されていると思いますが、汚水処理施設の処理能力は相当数の雨量にも十分なものかどうかということにつきましてひとつお尋ねをいたしたいと思いますし、今後この問題につきましては必ず抜本的な解決をされることを強く希望いたすものでございます。  次に、観光についてお尋ねをいたします。  ポートルネッサンス21計画の推進、海洋リゾート計画、自然保護とマッチした野坂山の開発、従来の観光地の受け皿の整備等はこれからの敦賀の発展に必ずつながっていくものと私は確信をいたしておりますし、今後も敦賀市として大いに調査研究を推進し、実現してほしいと願っておる次第でございます。  昨日、村上議員の質問にもございました松原海岸の高波対策に対しましても、私もよりよい対策をくれぐれもお願いしたいと存ずる次第でございます。何といいましても、気比の松原は、我々敦賀市民の大切な財産であると同時に、すばらしい観光資源であることは言うまでもございません。  そこで今回は、気比の松原におけるところの観光についてのみ1点お尋ねをいたします。  現在は、御承知のとおり夏だけの観光地となっておりますけれども、松原はやはり四季を通してすばらしいそれぞれの顔を持っておるわけでございます。夏以外にもたくさん観光客が訪れても不思議ではないと思います。しかし悲しいかなその体制が整っていないのが現状だと思います。そこで、国定公園としての法の規制等はあるとは存じますが、浜グラウンドを中心にして駐車場の拡充、売店やレストラン等を含む施設の整備などが行われるかどうかお尋ねをしたいと存じます。  続きまして、市の施設の利用について、これも1点のみお尋ねをいたします。  敦賀市にはたくさんの施設があるわけでして、社会教育や生涯教育、文化向上の面から見ましても、これらの施設を市民の皆様方に大いに利用していただかなくてはなりません。  また、プラザ萬象の完成に伴いまして、類似施設であります市民文化センターの利用状況はどのようになっているのかにつきましてお尋ねをしたいと思いますし、特に私も音楽が大変好きでございまして、そういうバンドの仲間がいます。そういう方々、本当に発表の場がないということで苦慮いたしております。やはり市民文化センターでの、ステージの講演というのは非常に彼らにとっても夢でありますし、もう少し利用しやすく、といいますのは料金的なこともございます。そういう面をお考えいただけないかどうかということにつきまして、1点お尋ねをしたいと思う次第でございます。  次に、ホームヘルパー並びに社会福祉ということにつきまして、今、山根議員の方からもお話が出ましたので、特にホームヘルパーの派遣の手続、またショートステイに対する手続等の簡略化ができないかということにつきましてお尋ねをいたします。  現在、大変高齢化社会が進んできております。60歳以上の方々、全国では11.2%、福井県においては14.5%、我が敦賀市においては12.3%ということでございますが、これはますます増えていくことが予想されております。そこで大変お元気でいらっしゃる方はいいんですけれども、どうしても人のお世話を受けなくてはならないという方もたくさんおります。それで、在宅福祉の中におけるところのいろんな事情によってどうしてもホームヘルパーの方々にお世話になる、またどうしてもショートステイをお願いしなくてはならないという方がよくお耳にするのですが、やはり手続が非常に複雑と申しますか、そういう関係で利用しにくいという声を聞くわけでございます。特に、ホームヘルパーですと申請書、そして審議、決裁、決定通知があるのですけれども、その書類の中には医師の診断書がありますし、いろんなことで大変な手続があります。当然、これは法に従ってのことだとは存じますけれども、ひとつもう少し簡略化してもっと利用しやすい体制がとれないかということについてお尋ねをしたいと存じます。  以上をもちまして、私の一般質問といたします。どうも御清聴ありがとうございました。   〔市長 高木孝一君登壇〕 58 ◯市長高木孝一君) 河瀬議員の極めて簡潔な御質問であったかと思いますけれども、まずキンキクリーンセンターの問題でありますが、いろいろ言われたことでございますけれども、これからの事後処置等いろいろ示されたものでございまして、ただいまのお説を十分心得ながら解決のために最善の努力をしてまいる所存であります。  観光の面でございますが、いろいろ申されました。特に、強調されましたのは、松原海岸の問題でもあったかと思いますが、夏型観光を通年型観光として何とかして持っていけないか、こういうこと。特に、具体的な考え方としては、松原浜グラウンドに、あるいは店を出すというふうなことはどうか、こういうことでございましたけれども、まあまあなかなか店を出すことをするといたしましても、これが採算がとれるかなあというふうな懸念もございまして、それはやり方かと思います。あの松原グラウンド一帯に大きな大きな物を建てて、天下に有名な、先ほどの山根議員ではございませんけれども、日本一の物を何か1つというふうな構想でやれば、またわからないでもございませんけれども、今目下私どもが考えるような構想のもとでは、なかなかこれもやりにくいというふうに思っておる次第でございまして、何回か申し上げましたけれども、今、差し当たって何をすべきかということになってくると、全く途方に暮れるといったようなことになるわけでございます。  先ほど思いましたけれども、すばらしいゲートボール場をつくって、福知山にありますような廣子園というようなあれに類したものをやったらいいのかなとも思ってみたりいろいろいたしますけれども、なかなか思い切るという、その踏ん切りがつかないままに今日になっておるような次第でございます。  ショートステイあるいはホームヘルパーの問題でございますが、これも今懸命の努力を払っておるところでございますけれども、十分また御説を体しながら取り組んでまいりたいというふうに思っております。  極めて抽象的な答弁になりましたけれども、また河瀬議員におかれましても山根議員同様に、河瀬議員は8年間という2期の期間、本当にすばらしい御意見等を吐露していただくやら、また私に対するところの御指導を適切に行っていただいたことを今思いますと、全く感謝に絶えないところであります。私も、非常にぶこつなことを申し上げたり、いろいろいたしたことを十分承知をしておる次第でございますが、河瀬君は常に私は市長に追随をしていくのだ、こういうふうなことも常に言っておいでになりますが、私は県会に出たときは40歳でございました。河瀬議員はまだ30歳代でございまして、もう一つ若いのでございますので、これからがいよいよ河瀬議員の人生ではないか、あるいは政治家生活に入る今玄関ではないか、こういうふうなことを思っておるような次第でございまして、どうかひとつ今回の目的が達成されますことを心から念じ上げ、さらなるところの御活躍を心からお祈りを申し上げまして、お礼の言葉とさせていただくものでございます。しっかりひとつ頑張ってもいただきたい、このように存じます。 59 ◯民生部長小島貞夫君) 1点についてお答えをさせていただきたいと思います。  最終処分場の施設の浸出液の処理能力は大雨のときに十分絶えられるのかどうかという御質問でなかったかと思います。これにつきましては、御案内のとおり国の廃棄物最終処分場の指針というものがございます。この指針の中で、これらの施設の算定合理式という方程式がございます。その式には敦賀測候所の10年間のデータをもちまして算定をし、それに見合う施設をつくらなければならないということになっております。したがいまして、当10年間の一番最大量をとった施設が、この施設でございます。  以上でございます。 60 ◯教育長(竹内幸一君) 市の施設関係ということで、特に市民文化センター、それから萬象にお触れになったわけでございますが、市長が申し上げましたとおり萬象は人数でいいますと、11月から以降2万人を超える利用をいただいております。それから、市民文化センターでございますが、これも2月現在でございますが現在5万8152人ということで、例年6万5000から7万3000人ぐらいの御使用ということでございますけれども、ただ3月が入ってございません。ところが3月も7300人ぐらいの御予約をいただいておりますので、合わせますと大体例年ぐらいの市民文化センターの利用率ではないかなと思います。ただ、萬象と市民文化センターが、今議会におきまして内池さんにも御答弁申し上げましたように、それぞれの連携を持ちながら、ただそれぞれの利用の目的に照らしながら御利用をいただくという方向に、我々もまた運営上努力をしてまいるということでございまして、連携を保ちながらより施設を利用させていただこう、こんなことでございます。  それからもう一点、1番のことでございますが、舞台を使用していただくということでございますけれども、通常社会教育団体、その他ということでの市民文化センターの使用の減免の基準というものを一応設けてございます。その中で、ただ1つ引っかかりますことは、やられますものが入場料を徴収する場合にはということで基本料金をいただいたり、いろいろのそれぞれ条例に定めます料金をいただいておるのでございますが、ここらあたりをどう調整をするか、それからもう一つは後援なり、共催なり、そうした要するに社会教育としてのものということにつきましては、これは文化的事業というものにつきましては、またはその他ということでございますものにつきましては、個々それぞれのその事象によりまして御相談をいただければというふうな観点も持っておるものでございますが、十分検討させていただきたいな、そんなふうに思うところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 61 ◯9番(河瀬一治君) それでは、観光につきましてもう一回だけお願いいたします。  特に、私も観光のことはずうっと言わせていただいたのですけれども、やはり松原のことですが、敦賀というのはたくさんの人がやっぱりお見えになっておるのですね、これ調べますと。それで、よっぽど日本一のやつがあればそれに越したことはありませんけれども、例えば敦賀の観光客を見てますと全体年間に大体130万から135万人ぐらい、それで夏場が85万から90万人ですか。ところが、嶺南地方一帯見ますと年間に720万人来ていると言われておりますし、それが夏場だけだと260万人ぐらいですから、夏以外にも相当の人が来ておるのですね。当然、舞鶴の方から来る人たちもたくさんいらっしゃいますし、やはり敦賀も玄関なんで玄関をたくさん通っています。敦賀にちょっとでも寄ってくれないですね、たくさんの人が通過をしながら敦賀にとどまっていない。やはりこれは受け皿が悪いといいますか、松原だっていいんですね、ところが行ったって今は駐車場ちょっと舗装されましたけれども、観光バスが何台もとまれませんし、トイレしかない、そこで先ほど言いました売店があったりとか、レストランがあればやはり寄ってくれると思うんですね、一つの観光コースとして。そんな莫大なお金もかかりませんし、私が思っておるのは何とか県営の水族館のどでかいやつを引っ張ってきて、それもひとつ目玉にできないかなというようなことを考えておりますけれども、そういうようなことでひとつ難しい難しいではなしに、何とか検討してほしいのです。  それと、特に観光のことで力を入れていきたいと思いながら、反面ついせんだっても美浜の関西電力で事故があった、非常に遺憾なことですし、ああいうイメージが落としてますね。福井県自体も、実際年間7億円からのお金を観光客の誘致やら、またイメージアップに使っております。きょうの新聞にも、山本拓議員の中で、福井県とすればいろんなことでお金を実際使いながら、例えば福井さんによる「福井の元気予報」であるとか、いろんなことでやっておるのですけれども、ああいう事故がちょっとあっただけに、幾らお金かけてもイメージががたんと落ちるようなことで遺憾に思いますし、当然ああいう事故のことはもっともっと厳しく監視をしなくてはならないと思っておりますけれども。そういうような中で、県もある程度イメージアップするのに努力はしております。  それで、私も学生時分に東京におったときに、「あんちゃん、どっから来たんや」と言うたときに、「福井です」と言うと、「あれは九州の方かな」とか、「東北の」と言われたことが何回かあったのです。ということは名前が知られてないということで、福島とか、福岡と間違えられているという事実がありまして、そういうようなことで福井県も頑張っておりますし、敦賀市としてもやはりたくさんの人が通過しておるのですから、その方々にせめて2時間でも3時間でも敦賀の中にとどまっていただけることをやれば相当な効果が上がると思うんです。特に、観光消費というのは大体一般消費の3倍から4倍使うと言われておりますし、そういうような点からも非常に敦賀の活性化に必ずつながってくると思います。  当然、ポートルネッサンス21という今の計画も大いに推進していきまして、それもそういうことに大いにつながると思っておりますので、うーん、難しいと言わずに、ひとつ大いに考えていってほしいということを強く希望しまして、終わります。 62 ◯議長中瀬 実君) 次に、森野良治君。   〔30番 森野良治君登壇) 63 ◯30番(森野良治君) 平成会の森野でございます。さきに山根議員、河瀬議員が質問に立たれまして、最後の議場でのというようなことのお話があったわけでございますが、私にとりましても任期最後の議会でございます。この一般質問の、そしてまた代表質問と長時間にわたりましての長い質問時間であったわけでございますが、今最後ということで私が質問者に立ったわけでございます。私にとりましては、次期の選挙に立候補しない決意を固めておりますので、この議会が最後の本当に最後になると思います。  それでは、発言通告に従いまして、1点のみ御質問をいたしてまいりたいと思います。さきに私たちの会派の会長でございます、平成会の内池議員からも新港問題についてはるる詳細に御質問をなされておりますので、私は1点のみについて御質問をさせていただきます。  まず初めに、敦賀新港も昨年一部供用開始となり、また去る3月5日は北陸電力火力発電所、石炭運搬船第1船の入港式が、しかも盛大に行われたところであります。私にとりましては、何とも言えない感無量の喜びと申しましょうか、胸に込み上げたものがあるわけでございます。そしてまた、こう振り返ってみますと、いよいよ環日本海時代に、そしてまた流通拠点港として期待するものは大きいものがあるなあということをしみじみ感じたところでございます。また、お聞きいたしますと、平成7年には全面開港と言われております大敦賀新港でもあるわけでございます。  港を取り巻く環境整備としてポートルネッサンス21構想もあり、本当に旧港、新港周辺部におけるところの機能に加え、人々が交流し、憩い親しめる港の空間を創出する必要があると思います。そのようなことで、今地元の問題で大変恐縮ではございますけれども、赤崎、田結、鞠山環境保全整備事業も取り組んでいただいておりまして、これまた精力的に高木市長さんの御配慮によりまして着々と進んでおるところでございますが、平成2年度の事業といたしましては、県の御都合で延びております。お聞きをいたしますと、繰越明許をされるということもお聞きいたしておりまして、平成3年度に持ち越されるということになっておるわけでございますが、どうかひとつこの整備につきましても、できるだけの力強い市長さんのお力添えをお願いいたしまして、一日も早いこの環境整備をお願いしたいというのが、私の今回の質問の真意でもあるわけでございます。そうしたことでございますので、何とぞよろしくお願いをいたします。  そしてまた、これまた大変恐縮でございますが、私たち長年の懸案でもあり、また区民願望の赤崎小学校大規模改築の予算でございますが、おかげさまで今回予算計上していただき、心からありがたく感謝を申し上げるところでございます。市長さん初め議員の皆様方に厚くお礼を申し上げる次第でございます。どうかひとつよろしくお願いいたしたいと思います。私、政治にかけて、この赤崎小学校が最後の事業だと思うわけでございます。どうかひとつよろしく御配慮賜りたいと思うところでございます。  さてここで、私、過去5期20年間、大変浅学非才の身ながら無事敦賀市議会議員として職務を全うすることができました。これもひとえに多くの市民の方々の御指導と御鞭撻はもとより、また先輩議員、同僚議員を初め市長、部長、市職員の方々の本当に御指導の御厚情のたまものと深く深く感謝申し上げるところでございます。  最後になりましたけれども、今回立候補予定されている市長初め、また県政、市政へとお進みになられる方々のますますの御健闘、御活躍を心から御祈念申し上げまして、甚だ簡単ではございますけれども、質問をこれで終わらさせていただきたいと思います。  本当に長い間お世話になりました。どうもありがとうございました。(拍手)   〔市長 高木孝一君登壇〕 64 ◯市長高木孝一君) 森野議員の新港の開港と、これに関連するところの環境の整備ということでの御質問であったわけでございますが、特に田結、赤崎、鞠山の皆さん方の絶大なる御支援と御理解をいただきまして、あそこに新港をつくらせていただいたことは、今さら申し上げるまでもございません。ようやくにして開港の運びとなったものでございまして、これがいわゆる敦賀市の今後の発展に大きく資するものではなかろうか、こういうふうに思っておる次第でございまして、その当時を考えてみましても、森野議員の一方ならぬこれに対するところの積極的な御協力を賜ったことを今さらのごとく感じておるような次第でございますが、これに関しましても深くお礼を申し上げる次第でございます。今後、環境を壊すことのないように十分ひとつ心して対処してまいりたい、このように存ずる次第であります。  特に、今、森野議員におかれましては、全く涙ぐまんばかりの気持ちでごあいさつがあったわけでございますけれども、本議会の大御所とも言われるいわゆる森野議員でございまして、過去5期20年間にわたりましてそれはそれは大所高所から眺められまして、いろいろと市民のため、あるいは敦賀市の発展のために御尽力をいただいたものでございまして、改めてここで深く敬意を表し、感謝申し上げる次第でございます。今後、ひとつ十分お体に御注意をいただきまして、さらにまたあらゆる角度から本市の発展のために私どもに対しましても御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げると同時に、ますますの御健康、御多幸を心からお祈りを申し上げまして、お礼の言葉とさせていただきます。本当にありがとうございました。 65 ◯議長中瀬 実君) 以上で一般質問を終結いたします。  日程第2 第9号議案~第34号議案、第37       号議案~第39号議案 66 ◯議長中瀬 実君) 日程第2 第9号議案から第34号議案までの26件並びに本日追加送付されました第37号議案から第39号議案までの3件、計29件を件名を省略し、一括議題といたします。  まず、上程した議案中、本日追加送付されました第37号議案から第39号議案までの3件について、順次説明を求めます。 67 ◯総務部長坂本直夫君) 第37号議案について御説明を申し上げます。  平成3年度敦賀市一般会計補正予算(第1号)でございますが、2億1070万9000円を追加し、総額を187億3083万9000円といたしたいというものでございます。  p.8の歳出でございますが、さきに継続費の変更につきまして議決をいただきました硬岩露出及びダイオキシン対策に係る一般廃棄物最終処分地施設建設工事の追加補正でございます。  p.6へ戻っていただきまして、歳入でございますが、この財源につきましては、個人市民税70万9000円、消費譲与税6000万円、地方交付税1億5000万円をもって充てさせていただきたいというものでございます。  以上、よろしくお願いをいたします。 68 ◯建設部長(江戸一夫君) 御説明を申し上げます。  第38号議案、第39号議案の2件はいずれも工事請負契約変更の件でございまして、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定によりまして、議会の議決をお願いするものでございまして、第38号議案について御説明を申し上げます。  敦賀市清掃センター(仮称)一般廃棄物最終処分地施設建設工事(その1)請負契約変更の件でございます。  敦賀市清掃センター(仮称)一般廃棄物最終処分地施設建設工事(その1)請負契約を次のとおり変更して契約を締結いたしたいものでございます。  契約の目的 敦賀市清掃センター(仮称)一般廃棄物最終処分地施設建設工事(その1)  契約の方法 指名競争入札による工事契約者と随意契約。  契約の内容 契約金額 変更前 3億9894万7840円。変更後 5億5457万4660円。  工期 変更前 着工 平成2年8月21日。完成 平成3年9月30日。変更後は、着工 平成2年8月21日。完成 平成3年12月25日。  契約の相手方 株式会社熊谷組福井営業所・森口建設株式会社敦賀市清掃センター(仮称)一般廃棄物最終処分地施設建設工事(その1)共同企業体 代表者 福井市中央2丁目6番8号 株式会社熊谷組福井営業所所長 木下喜之。構成員 敦賀市櫛川34号22番地 森口建設株式会社代表取締役 森口 明。  工事完成保証人 福井市手寄1丁目16番14号 前田建設工業株式会社福井支店取締役支店長 吉藤茂馬。
     変更理由といたしまして、硬岩の掘削工事及びダイオキシン類の除去設備建屋の施工のため変更いたしたいものでございます。  続きまして、第39号議案の御説明を申し上げます。  敦賀市清掃センター(仮称)一般廃棄物最終処分地施設建設工事(その2)請負契約変更の件でございます。  敦賀市清掃センター(仮称)一般廃棄物最終処分地施設建設工事(その2)請負契約を次のとおり変更して契約を締結いたしたいものでございます。  契約の目的 敦賀市清掃センター(仮称)一般廃棄物最終処分地施設建設工事(その2)  契約の方法 指名競争入札による工事契約者と随意契約。  契約の内容 契約金額 変更前 2億4256万5000円。変更後 2億9854万4470円。  工期 変更前 着工 平成2年8月21日。完成 平成3年9月30日。変更後は、着工 平成2年8月21日。完成 平成3年12月25日。  契約の相手方 福井市大手3丁目2番1号 荏原商事株式会社福井支店取締役支店長 中村 紀。  工事完成保証人 大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号 株式会社クボタ代表取締役社長 三野重和。  変更理由といたしまして、ダイオキシン類の除去設備の施工のためでございます。  以上、よろしくお願いを申し上げます。 69 ◯議長中瀬 実君) ただいま説明を受けました議案3件について、これより質疑を行います。  まず、第37号議案について御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 70 ◯議長中瀬 実君) 次に、第38号議案について御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 71 ◯議長中瀬 実君) 次に、第39号議案について御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 72 ◯議長中瀬 実君) 以上で、質疑を終結いたします。   ──────────────── 73 ◯議長中瀬 実君) これより上程中の各議案について、委員会付託を行います。  まず、総務常任委員会には第17号議案、第21号議案及び第23号議案の3件を。  次に、産業経済常任委員会には第10号議案、第12号議案、第13号議案、第19号議案、第29号議案から第31号議案まで、及び第34号議案の8件を。  次に、文教民生常任委員会には第15号議案、第16号議案、第20号議案、第24号議案、第27号議案、第28号議案及び第37号議案から第39号議案までの9件を。  次に、建設常任委員会には第11号議案、第14号議案、第18号議案、第22号議案、第25号議案、第26号議案、第32号議案及び第33号議案の8件を。  さらに、第9号議案については、各関係部分について、所管の委員会にそれぞれ付託いたします。  なお、各議案中、他の委員会に関連するものがあれば、相互に連絡をとり、審査に遺漏のないようお願いいたします。  日程第3 請願・陳情 74 ◯議長中瀬 実君) 日程第3 これより請願・陳情の付託を行います。  受理した請願・陳情は、お手元に配付の請願・陳情文書表のとおり陳情第1号 育児休業法制定に関する意見書の提出についての1件であります。  本件を産業経済常任委員会に付託いたします。  委員会は、なるべく今会期中に審査をいただき、結論を得て御報告くださるようお願いいたします。  なお、請願・陳情についても、他の委員会に関連するところがあれば、相互に連絡をとり合い、審査に遺漏のないようお願いいたします。  休会の決定 75 ◯議長中瀬 実君) お諮りいたします。  委員会審査等のため、明13日から17日までの5日間、休会といたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 76 ◯議長中瀬 実君) 御異議なしと認めます。  よって、委員会審査等のため、明13日から17日まで休会とすることに決しました。   ──────────────── 77 ◯議長中瀬 実君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議は、3月18日午前10時から再開いたします。  本日はこれをもって散会いたします。             午後4時53分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Tsuruga City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...